■曼珠沙華と彼岸花
西武線で出掛けた女房が帰って来て言った。 『電車の中の広告で、高麗の曼珠沙華公園が綺麗だと出ていたわよ』。
そう言われると行ってみたくなるから、私も軽い。
そこで、その翌日に1人で電車に乗って行ってみた。
花小金井駅までは西武バスで行き、そこから西武新宿線に乗り、所沢駅で西武池袋線に乗り換え、飯能駅でまた乗り換える。
そして高麗駅で降りて、徒歩15分。家からは2時間弱の行程であった。全て西武資本を使わないと行けない。
曼珠紗華(彼岸花)
『曼珠沙華』は別名『彼岸花』と言う。
彼岸花の方が私が子供の頃から言っている呼び方だ。
昔はお墓の側で咲いているのをよく見掛ける花だった。
だから、私はなんとなく不吉な花のような気がしていた。
曼珠沙華公園には100万本を超す曼珠沙華が自生していて、今は6分咲きくらいであるが、その迫力に驚かされる。
でも、平日だというのに、ここでもアマチュア・カメラマンの洪水である。
今ではジジババ・カメラマンに出会わない場所は日本中どこを探しても無くなってしまった。
そんな人達に出会いたくなければ、私がカメラを辞めるしかない。
(おまけの話)
西武線という鉄道は路線が都心から西の方へと伸びている。私のようにJRを利用している人は、滅多に乗ることはない鉄道である。
西武は先ず鉄道を敷き遊園地を造り、次に住宅地を造成し、建築を行い、スーパーの西友を作り、ゴルフ場を造り、西へ西へと進んで行った。
西武で全てを賄えるようにし、外部資本にお金を出さないようにした。
その西武王国が思いもかけず破たんして5年が経つ。
全国の観光地の大型旅館もそれに見習ったのか、お客を外に出さないようにした。
そして、それが今は自分の首を絞めている。
やはり『1人占め』はいつかは破たんするのである。
そのせいか西武沿線よりJR沿線の方が人気があるし、不動産価格も高いのである。
(おまけのおまけ)
北海道には曼珠沙華(彼岸花)は無いという。本当だろうか?
そういえば、私が伊達に滞在している時には見たことがない。もしかしたら、本当の話かもしれないなー。