■秋と言えばコスモス
しばらくぐずついていた空が、久し振りの晴天となった。 立川の昭和記念公園のコスモスが綺麗だと新聞が伝えている。
でも、昨年も写真を撮りに行ったし、どうせジジババ・カメラマンでごった返していると思い、行くのは止めとする。
女房が海外旅行に出掛けているので、1人で昼飯を食べたら家に居るのにも飽きてしまった。
そこで同じコスモスだからと思い直して、近くの小金井公園に行くことにした。
ここのコスモス園は規模が小さく、花の数も1万6000本と少ない。
最近はなんでも数が多くないと満足しなくなった私だが、これからの『エコ時代』には数を誇るようではいけないと思った。
そこで、撮影のテーマを『花と虫』に絞ってみる。
虫と言えば、それは友人のY君の専売特許みたいなもので、彼に聞けば虫の名前で分からないものは無い。
今回の私の撮った虫も、私には分からないものが多い。
それでも、しばらく我慢して虫が近付いて来るのを辛抱強く待つ。
虫は動きが早くて、シャッターを押すのが追い付かない。
コスモスは花自体はあまり綺麗ではないが、画像に虫が入ると俄然映えるから不思議だ。
家に戻ったら、ラーちゃんも飽きたのか私に纏わりついて離れない。
(おまけの話)
コスモスの写真を撮っていたら、小学1~2年生くらいの男の子が泣きながら私の方に来た。
何事かと思ったが、『痛い!、痛い』と、泣くばかりである。
遠くで遠足に来たお母さん達が不振な顔をして、こちらを見ている。
私が怪しいオヤジで、なにか悪さをしたように見えるのだろう。私はなにも関係無いのに困った。
そこで、その子に聞いた。
『どこが痛いの?』
男の子は『ここが痛い。蜂に刺された』と言って、右手の指を見せた。
指を見たら、蜂の針が刺さっている。
それを抜いてあげて、『お母さんのところに行きなさい』と言ったが、それでも泣きながら私から離れない。
遠くの母親達がますます怪しがっているように見える。
仕方ないので、その場を急いで離れたら、やっとその子はどこかへ去って行った。
こういうのって困るよなー。『誤解ですよー。』