伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:1] [888] rss feed
[2009.10.16]
■イコロ農園の銀シャリ
イコロ農園の稲刈りが10月7日に行われた。 
私は東京に戻ってしまったので参加出来なかったが、伊達の気の良い人達が大勢で手伝ってくれたようだ。 
 
東京ではこんなことは絶対に起こらない。 
みんな忙しいし、稲刈りの為に仕事を休むなんてことは会社に言えるわけがない。まだまだ伊達は長閑なんだなーと思う。 
 
でも、こんな生活の方が人間らしいし、本来の生活とはこうでなくてはいけないと思う。 
 
イコロ農園の稲刈り(Tさん提供) 


そして、そのイコロ農園米が10月12日に我が家に届いた。今年の品種は『ななつぼし』である。 
段ボール箱には米と野菜に、更に伊達産ジャガイモで作られたご当地ポテトチップスが入っていた。 
故郷の母親からの心のこもった小包が来たような気持ちになった。 
 
イコロ農園からの宅急便 
 
新米には大したオカズは要らない。 
漬物だけの方が良い。その方が米の味がよく分かる。 
ところが私が夏の間に一生懸命にひえを抜いたせいか、1粒1粒が愛おしく感じられ、本当の味が分からない1回目であった。 
 
光る銀シャリ 
 
私の子供の頃は白米は『銀シャリ』と言って、滅多にお目に掛れなかった覚えがある。 
そんな子供時代を過ごした私なので、新米というだけで幸せな気持ちになれるのも、味が分からないもうひとつの理由である。 
 
イコロ農園米(ななつぼし) 
 
(おまけの話) 
イコロ農園の稲刈りの翌日には関東地方に大型の台風が襲って来た。 
今回の台風18号は10年に一度の大型台風だそうで、各地の被害が心配された。 
 
その台風が東北地方に進み、その後、北海道へ向かった。 
この時期に台風が壮瞥町を襲うと、友人のリンゴ農家のIさんの悲しむ顔が目に浮かぶ。リンゴは風に弱いからだ。 
落ちなくてもリンゴ同士が擦り合って傷だらけになり、売り物にならない。 
あまり愚痴を言わないIさんだけに、こちらが気にするようになってしまう。 
 
1年の努力が無駄になることもある農業なのに、考えてみれば農産物は安過ぎるのではないかと思う。 
 
イコロ農園の野菜 
 
その翌日に壮瞥温泉病院のFさんから電話があって、壮瞥は全く台風の被害は無かったと聞いた。 
Fさんからの電話も嬉しかったが、台風の被害が無かったことも自分のことのように嬉しかった。 
 
(その後) 
ところが、その翌日にヒョウが降ったという連絡が入った。 
壮瞥のIさんはイチゴとリンゴが壊滅的な打撃を受けた。 
レタス農家のSさんは、レタスに穴が開いて売りものにならないそうである。 
 
『一難去って、また一難』とはこのことか。 
農業は自然が相手だけに、どんな災害が来るか分からない。東京から、お見舞い申し上げます。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
URL:
*コメント:
プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
ブログ検索
最近のスナップから
2月の山中湖 
 
丸ビル方面の夜景 
 
ラーちゃん