■北からの贈り物
リタイアすると盆暮の贈物をすることも少なくなるし、まして頂くことは殆どなくなる。そうなると、そんな義理でやっていた習慣から離れて、却ってサッパリして良いと思うようになった。 ベトナム人社長の会社から
義理ではないが、私が特別顧問をしているベトナム人社長の会社からソーセージが来た。
研修生を派遣している食品会社の製品だそうだ。
ベトナム人社長の会社は経済活動を止めた私が、今でも少しだけ世間と繋がっていると感じる経済界とのトンネルみたいなものだ。
北海道の海産物
12月になったら、伊達市の長老のKさんから海産物の贈り物が届いた。頂く理由は無いのだが、頂けば嬉しくなるのは困りものである。
続いてゴルフ場のKさんからはズワイガニが来た。
お陰でお正月は豪華伊達産品料理が食卓に並んだのである。
ズワイガニ
これで終りかと思ったら、伊達で一番芸術に理解のあるお医者さんであるIさんから四国の名産品が届いた。
北海道から四国の名産品が届くというのも、今の時代の便利な宅急便事情を反映している。
四国名産品
1月になって『心の伊達市民』に伊達市から贈り物が届いた。住民税として支払った分だけ、伊達の産品が届く制度なのである。
我が家は毎年、貝殻付きのホタテ貝を注文しているが、これはお勧めだ。
噴火湾のホタテ貝(3年物)
今の私には北海道に親戚が出来たようなもので、伊達市に縁が出来て本当に良かったと思っている。
私達夫婦には東京以外に親戚が居ないので嬉しい。
先方も東京に親戚が出来たと思ってくれたら嬉しいが。
(おまけの話)
日本人はお世話になったり、食事をご馳走になると、その時にお礼を言うが、更に次回に会った時にも、『先日はありがとう御座いました』と言うのが習慣となっている。
だから、次回まで覚えておかないと大変なことになる。
『あの人は礼儀知らずだ』と感じるか、場合によると『嬉しくなかったのだろうか?』なんて思われてしまう。
ところが女房の友人のイギリス人女性が言っていた。
『その時にお礼を言ったのだから、もういいではないか』、『次に会う時まで覚えていられない。変な習慣だ』。
言われてみれば、そうかもしれない。
それにこの年になるとボケも入って来るので、私の場合は次回まで覚えておくなどということは至難の業なのである。
だから、私が忘れて次の機会にお礼を言わなくても、気にしないでね。