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[2010.01.21]
■英文証明書
前立腺癌の手術を1昨年の12月に杏林大学付属病院でしてから1年と少しが過ぎた。 
3ヶ月毎の定期検診もあるので、暫くは国内で静かにしていた。 
 
杏林大学付属病院 
 
ところが、ひょんなことからインドへトラの撮影に行くことになり、外国行きが決まった。そこで私の場合は問題がある。 
 
飛行機に乗る前には、どこの空港でも金属探知機による身体検査があるが、私の場合は必ずブザーが鳴ると医者が言っていた。 
 
なぜなら、私の体にはヨウ素125という放射線物質を手術の際に50個も埋め込んであるからである。 
それが金属探知機に反応してしまうのだそうだ。 


ヨウ素125埋め込み証明書 
 
そこで、飛行機に乗る為に私はヨウ素125の埋め込み証明書を常に持っている。 
ところが、それは日本語で書かれているので、外国では通用しない。 
 
仕方ないので、医者に頼んで英文証明書を作ってもらった。その英文証明書が出来たと連絡があり、杏林大学付属病院に引き取りに行った。 
 
英文証明書 
 
これで飛行機に乗れる。 
でも、ゲートでブザーが鳴り、別室に連れて行かれて英文証明書を見せたら、『これじゃ判らない。出して見せろ!』と言われたら、どうしたらよいのか? 
これは私が死ぬまで自分の体から出せないのだから・・・。 
 
泌尿器科は英語でUROLOGYと言うのかー。 
 
(おまけの話) 
杏林大学付属病院は私の女房が20年くらい前に胃癌の切除手術をしてもらった病院である。 
だから、今回のことで夫婦で癌でお世話になってしまった。 
 
女房が現役の時には懐石料理教室に生徒として、杏林大学付属病院の看護婦さんや婦長さんが来ていた。 
だから女房の入院に際しては、大変なもてなし様だった。 
 
待合室 
 
手術後、少し回復して来て廊下を歩いていると、『センセー』と看護婦さんから大きな声で呼び掛けられる。 
すると、廊下を歩いているお医者さんは、当然のように自分のことだと思い、『ハイ』と言って振り返る。 
 
すると、自分ではないことに気付くのである。 
そんな時の先生の戸惑う顔が可笑しい。 
それ以来、お医者さんも女房のことを『先生』と呼ぶ。 
先生が先生を先生と呼ぶのである。 
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名前:H.YAMA  2010.01.21 13:31:52
日本人の2人に1人がガンを発症して、3人に1人が、ガンで死ぬ時代となっている。一昨年妻が3人の内の1人になって亡くなった。ガンで死ぬ事は、怖くない。それよりも我々老人は、5年も10年も寝たきりで周りに迷惑を掛けたまま死ぬ事を恐れなければならない。ガン患者の余命は、かなりの確率で判断する事ができるので、家族は、その間を全力で看護する気持ちを持続できる。  
患者は、死への恐怖は計り知れないものがあるが、死への心構えも時間を掛けてすることが出来る。在宅ホスピスを選択して、痛みと苦しみから解放されて、最期まで家族に囲まれて旅立つことが出来るのも幸せである。  
今日は、隣のご主人の葬儀の手伝いをしてきたが、前日まで山へ犬を連れて釣りに行っていた73歳が、脳溢血で倒れ、意識の無いままに、二日後に旅立ってしまった。  
これも、男の旅立ちとして理想である。 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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