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[2010.01.25]
■今年最初の富士山
東京に住んでいると富士山は非常に身近に感じている。 
私にとっては生活の一部でさえある。 
新宿に出掛ければ、都庁の展望室に登って富士山を眺める。 
中央自動車道を走れば、国立インターを入ると左手に富士山が見える。 
 
手帳に空白があると落ち着かないY君が、私を富士山の撮影に誘ってくれた。そういう私も手帳に空白はあまり無い。 
でもY君ほどではない。 
 
Y君と違い、私は引退生活のノウハウを身に付けたからだ。・・・と、いうわけで、天気の良い日を選んでY君と富士山に向った。 


中央高速道路の河口湖インターを出て、先ずは精進湖で富士山を撮影する。 
この2~3日の寒さで、湖は氷が張っている。 
 
精進湖から見た富士山 
 
次はダイアモンド富士を撮影する為に山中湖に戻り、午後3時51分に起きるはずの場所である湖の西の端にポイントを定める。 
 
天気も良く、期待できる。 
いよいよ太陽は富士山の頂上に近づいて来た。 
ダイアモンド富士の始まりである。 
・・・と思ったら、どうやらこの位置ではないようだ。 
更に西の、しかも丘の上でないと駄目なようだ。 
 
またも失敗(ダイアモンド富士) 
 
アッという間に太陽は富士山の稜線の陰に消えて行ってしまった。 
またもや撮影は失敗である。 
この天体ショーの為に、今までに何回ここ山中湖に来ただろうか? 
 
平野地区から見た富士山 
 
(おまけの話) 
仕方ないので、富士山の夕焼けを撮ろうと思い、平野地区へ向かう。そこには多くのカメラマンが来ている。 
きっと夕焼けを撮影する為に来ているのだろうと思った。 
 
陽が落ちて1時間も待っても、夕焼けは始まらない。 
でも、帰る人は少ない。 
これ以上、待っても仕方ないので、私達は戻りかけた。 
その時、近くに富士山の専門家風のオヤジが居たので、話しかけた。 
 
夕方の富士山 
 
Y君、『今日の夕焼けは駄目でしたねー』 
オヤジ、『雲が無いからねー。もう帰るの?』 
私、『そうですよ』 
オヤジ、『もうチョット待てば、素晴らしい光景が現れるよ』、『対岸の灯がともると、綺麗なんだよ』 
 
・・・ということで、そのオヤジの指導を受けて、夕闇迫る山中湖を撮った。 
 
夕闇迫る山中湖 
 
ダイアモンド富士は駄目だったが、思いがけず美しい写真が撮れた。 
この場合は『棚からぼた餅』か、或いは『犬も歩けば、棒に当たる』か、どちらなんだろう? 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2010.01.25 09:29:38
ダイアモンド富士撮影に同行したYですが、撮影には失敗して、150枚中5枚残して全て削除する始末でありました。  
それ以上に感動したことは、橋本くんの他人を持て成す気持の繊細さでありました。  
車を提供しただけで手ぶらで出かけた私の為に、先ず「カリントウ」の差し入れ(これも銘菓で並んで買う程のもの)とお茶のパックと紙コップに加えてポットから熱いお湯が注がれたのには驚くとともに、感動でありました。夕闇せまる山中湖では、ドウナッツとお茶の接待で、最後には、ポンカンで口直しときました。ここまで気を配ってもらうと若い女子大生だけでなく、女性ならイチコロでしょう? 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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