■西郷どんの前で
清水市から友人のM君が上京するとメールが来た。 彼は46年前にニューヨーク世界博覧会で一緒に働いた仲間である。
その頃の彼は今とは違ってお洒落な男で、いつもVANのファッションに身を包んでいた。
だから、当時の彼のニックネームは『Mr.VAN』であった。
そのM君が昨年の8月に会社をM&Aで売却して引退した。それは多分に私からのアドバイスが影響していると思う。
彼の素晴らしいところは、そのお金を生かすべく、お世話になった清水市で、若者の為に個人的に奨学金制度を作ったことだ。
上野公園の西郷隆盛像
1月のある日にM君は上京した。
待ち合わせ場所をどこにするか迷った。
そこで上野に用事のあるM君の為に、地方からの『おのぼりさん』の昔の定番の待ち合わせ場所である、上野公園の『西郷隆盛像』の前とした。
東京スカイツリー(281メートル)
久し振りに会うM君は会社経営のストレスから解放されて、爽やかな顔をしている。
社長を長年やっていると、資金繰り、人事管理、仕事量、会社の将来などの心配から人相が悪くなるものなのである。
これからのM君の人生計画などを聞いて、私は元気づけられた。
今年の夏には伊達市にも来ると言う。
その為には、M君はパソコンを習得しなければならない。
私が彼のパソコンの先生になろう。
これで大滝地区のFさんに続き、2人目の生徒となりそうだ。
1月23日現在
(おまけの話)
M君との待ち合わせの前に、写真撮影をしようと思った。
新聞で見たのだが、北千住駅前で『アートアンブレラ in 北千住』という催しがあると知った。
アート・アンブレラ in 北千住
これは電車に置き忘れた傘を若者達に色付けをしてもらい、駅前広場に並べてアートにするというものだ。
宣伝は素晴らしかったが、現地に行ってみたら来ている人も少なく、少し寂しかったなー。
次に、以前に撮影に行った東京スカイツリーがかなり高くなったと聞いたのでそちらの撮影に周る。
昨年の10月に行ったので、3ヶ月でずいぶんと高くなったと感じた。
今日現在の高さは281メートルである。
完成したら634メートルとなるので、まだ半分も行っていない。
それなのに、もう私のカメラでは川面に映る東京スカイツリーを入れると、全景が入り切らなくなっている。
完成したら、どこから撮影したらいいのだろうか?
現場の押上ではなく、錦糸町からかもしれない。