■タイ人の親切なオジサン (2月3日)
今朝、早く帰国組が帰って行った。・・・・らしい。
6時前にホテルを出たので、私は寝ていて知らない。
朝食会場で出会ったY君は元気である。
そこで私が『昨日、私が行ったワット・ポーに行ってみたい?』と聞いてみた。
Y君は大乗り気なので、地下鉄に2人で乗って出掛ける。
地下鉄の終点で降りて、そこからタクシーを予定していた。
そこにたむろしている人相の悪いツクツクの運転手が声を掛けて来た。『ワット・ポーまで1人150BTでどうだ?』と吹っかけて来る。
真面目なツクツク
地下鉄が27BTだったので、とても高く感じて乗る気にならない。地図を見ながら歩き出したら、地元民のオジサンが声を掛けて来た。
オジサン『どこへ行きたいのだ?』
私 『ワット・ポーだ』
オジサン『ワット・ポーは今日はお祭りで入れないよ。その代りに、近所のお寺を紹介するよ。ツクツクも交渉してやる』と、やたらと親切なのである。
宝くじの当たる寺と日系人
他の人相の良さそうな運転手が4つの寺を廻って、60BTで行くと言う。
最初の寺に着いた。小さな寺である。
本堂に進み礼拝をすると、男が近付いて来た。
英語で話し掛けてみたら、綺麗な日本語が返って来た。
2ヶ所目のお寺(名前は知らない)
聞いてみたら、たまたま今日がこの寺の当番の日で、父親が日本人で、21歳まで日本で過ごしたと言う。
今日は偶然の出会いが2回もあった。
このお寺は宝くじが当たることで有名なんだそうだ。
(おまけの話)
2ヶ所目のお寺を拝観して外に出たら、待っている筈のツクツクが居ない。
アチコチ探したが居ない。
まだお金を払っていないのだから、もっと良い客を拾ったので去って行ってしまったと思った。
仕方ないので、表通りに出てタクシーを拾おうと思った。
でもなかなかタクシーは来ない。
バスにしようとして、バス停に行った。
そこにタクシーがやって来た。
手を上げてタクシーを呼んだ。、
その時である。
『ノー!』という大きな声が反対側から聞こえた。
何事かと思い、そちらを見ると、あのツクツクであった。
間一髪でタクシーに乗らず、ツクツクに乗れた。
なぜ居なくなったのかは言葉が判らず、よく判らないままである。
あまりに暑いので、あとの2ヶ所の寺はパスして、地下鉄駅に送ってもらった。チップに200BTをあげた。
60BTの契約だったが、運転手には思い掛けない収入であったと思う。
真面目に頑張れば、彼にもたまにはいいこともなくちゃねー。