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[2010.03.10]
■インドで3食カレー(2月11日)
 
インドへ来てからは、いつも食事はカレーである。 
ホテルでは朝はミルクティに生搾りオレンジジュースで、それにパンと玉子焼きが出るが、カレーも出る。 
 
昼は3種類のカレーと、チャパティという薄いパンみたいなものが2種類とライスが出る。 
 
夕食も同じようなもので、やはりカレーである。 
インド人は牛も豚も食べないので、カレーの具は『豆』、『野菜』、『鶏肉』である。オクラのカレー煮なんてものも出る。 
いずれにしても、カレーからは離れられない。 
 
シカ 


デザートも必ず出るが、それがもの凄く甘くて食べられない。コーヒーはあまり美味しくないので、ミルクティを飲む。 
これが毎日続くと、食欲が無くなり元気が出ない。 
 
それを見越して、日本から大量のインスタント食品を持ち込んだ。缶詰各種、インスタントラーメン、インスタントライス。 
これは熱湯を注いで15分くらい待つと、美味しいご飯となる。 
 
行者猿 
 
Y君が持参したお餅をフライパンで焼いてもらい、醤油を付けて食べたら、これが特に美味しかった。 
デザートに持参した『茹で小豆』も良かった。 
 
夜はテレビも無く、やることが無いので9時前には疲れて寝てしまう。 
そうすると深夜に目が覚めてしまい、これが一番困ったことだった。 
 
水場のイノシシ 
 
(おまけの話) 
今日は私とY君はお休みしたが、O君は頑張って象に乗る為に出掛けて行った。 
 
私はY君から借りた浅田次郎の『ハッピーリタイアメント』という本を部屋の外の椅子に腰掛けて読んでいた。 
太陽の下では昼間は30度を超す気温だが、湿度が低いので、日蔭では涼しくて気持ちが良い。 
 
水場の子ジカ 
 
すると、低い唸るような、祈るような声が聞こえて来た。 
ヒンズー教の祈りの声かな?・・・と思った。 
でも、割合に声が近いので、声のする方へ行ってみた。 
なんと104号室のY君の部屋からの声だった。 
 
耳を澄ましたら、それは日本の謡曲であった。 
『どうしたの?』と声を掛けた。 
部屋から出て来たY君は、『日本へ帰った翌日が謡曲の練習日なので、テープを聞きながら小声で謡っていたが、聞こえた?』と言う。 
 
草原を行くトラ 
 
まさか、トラの棲むインドで謡曲を聞かされるとは思わなかったなー。 
トラの観察から戻ったO君は、『今日は出会えなかった』と言っていた。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2010.03.10 08:35:19
大学のクラブ活動で4年間を観世流の謡の世界に没入していた。しかし、謡の稽古よりもクラブ生活を楽しむ傾向が強く、上達はままならぬ結果で終わってしまった。45年ぶりの舞台に備えて稽古を再開しました。後輩には、観世流の師範が4人も生まれている由緒ある?クラブでもあったのですが、才能の貧困さは如何ともしがたいものがあります。  
月2回の稽古日が近くなると。相変わらず一夜漬けの自宅練習となるのですが、それもままならない時には、旅行中の稽古をせざるを得ない結果となります。トルコ旅行のバスの中や独り部屋の自由時間を利用するのでした。今回もトラの撮影の合間に謡の稽古とは、流石、日本男児とおほめください。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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