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[2010.03.12]
■タイガーマンという男(2月13日)
 
今日はトラとの最後の日である。 
我々は運が良いことに、ドライバーはサンジェイだった。 
彼と出掛けた日で、トラを見られなかった日は無いのである。 
 
そんな100%男の彼を私は『タイガーマン』と名付けた。 
サンジェイもそれを喜んでいた。 
 
午前中の早い時間にミルチャヘニを見付けた。 
我々以外に誰もいない。 
藪から出て来て、草原を悠然と歩いて行く。 
またこちらに戻り、藪の中で一休みする。 
そして、どこかへ消えて行った。 
ホテル支配人(左)とサンジェイ(右) 


その後、草原の向こうの木の陰で、獲物を食べているらしいボーカが見えた。そのまま全然動かない。 
このトラは牙が欠けているので、牙欠けボーカと呼ばれている。 
 
午後になり場所を移したら、バンベイ親子が草原の中に見えた。 
子供同士でじゃれ合っている。 
母親が心配そうに、付かず離れずで見ている。 
その内に草原を横切ってこちらへ来た。 
私は焦る。草原だとカメラの焦点がなかなか合わない。 
 
じゃれ合うチョベーラの子供達 
 
そうしている内に我々のすぐ傍の道路を横切って、森へ消えて行った。 
今回は20分以上という、かなり長い時間の観測が出来た。 
最終日が一番多くのトラに出会えた上に、長い時間の観察も出来た。 
 
誠にラッキーなトラの旅であった。 
『寅年にトラに喰われずに帰れそうだ!』 
 
去っていくB2(♂) 
 
(おまけの話) 
滞在先のホテルで朝食の時に、席の近い外国人と話をすることがある。 
『昨日はトラに出会えたか?』 
私達はいつも、『出会えたよ』と答える。 
 
彼等は『私は3日目だが、まだ会えない。あと1日の滞在なので、今日に期待している』なんて言う人が多いことからみて、私達は非常に運が良かったと思っている。 
 
ニューメール(♀) 
 
また、公園の出口で帰って来る人達を見ると、トラに出会えたかどうかがすぐ判る。出会えなかった人達はジープの中で疲れた顔をしていて、おまけに無口である。 
 
言い訳看板(看板の言葉が洒落ている) 
 
ところが運良く出会えた人達は賑やかで、大騒ぎをしているから、すぐに判るのである。 
 
私達は全くの幸運続きで、トラを見に行って出会えなかった日は、遺跡に行った日の午後だけだった。 
これもトラの専門家で、ここを何年も訪れているO君のお陰だと感謝している。 
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▼コメント(1)
名前:H.YAMA  2010.03.12 07:04:02
将にトラ三昧の1週間でありました。同行したYですが、改めて橋本くんの記憶力の良さと研究心に感心します。観察力の鋭さは、一緒にトラを見ていた私が気づかない処まで記事になっているので、紀行文として保存しておきたくなります。トラが「I have seen you」と言っているのが何とも洒落で、ユーモアーを解する観光客なら、3日間見ることができなかっても納得して帰ることが出来るでしょう。ラスト・ジャニーに相応しい思い出多いインドの旅でありました。  
最後に、この旅を企画・実行してくれたO君に感謝したい。 

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プロフィール
心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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