■ねこのうた
娘からメールが来た。 『ラーちゃんをNHKの番組の(ねこのうた)に応募したら?』。私はなんのことか分からなかった。
女房に聞いたら、『NHK教育テレビで午前6時55分から5分間だけ放送している(ねこのうた)という番組があり、その中で流れる歌(おれ、ねこ)という音楽に合わせて、投稿者の愛ネコの写真が20枚ほど放映される』と分かった。
応募写真(1)
そこでHPから応募要項を調べて、早速、ラーちゃんの撮影に掛る。ところが、いざとなると、ラーちゃんは寝てばかりいて、なかなかこちらの希望のポーズを取ってくれない。
応募の為には色々な場面で40枚の写真が必要である。
『ねこがご飯を食べているところを2枚』なんて要求があるが、猫は私の希望した時にご飯を食べてくれない。
応募写真(2)
『飼い主さんとねこの4枚』とあり、これが難題である。
私も女房も画面には出たくないからだ。
でも、我々が出ないとラーちゃんも出られないので、仕方なく2人で2枚ずつとする。
やっとのことで40枚の写真を用意して、それをNHKに送った。果たしてラーちゃんは採用されるか?
応募写真(3)
(おまけの話)
私の子供の頃には犬を飼っていた。
その名前は「チャコ」であった。赤毛の雑種だった。
その犬が死んで、次に秋田犬を飼った。
名前は「五郎」だった。
我が家の近所にT・五郎という人が住んでいたので、大きな声で『ゴロー。ゴロー』と呼ぶのを憚った。
応募写真(4)
結婚して子供が3歳になった時に、シェパード「アニー」を飼った。
大きな気の弱い犬であったが、子供より大きかった。
その犬が癌で死んで、しばらくはペットを飼わなかった。
ある日のことである。
女房が友人から猫を2匹もらって来た。
そして、「まるたん」と「ベル」と名付けた。
私は初めて猫を飼ったのだった。
この猫達は長生きして、22年も私達と遊んでくれた。
死んだ時に悲しかったので、もう生き物を飼うのは止めようと思った。
応募写真(5)
それなのに、また猫を飼ってしまった。
それが今の愛猫のラーちゃんである。
商社勤めの甥っ子が、ウズベキスタンで拾った野良猫である。
その後、色々な経緯で我が家にやって来て、今は大きな顔をしている。
でもラーゃんによって、我々は癒されていることも確かである。