■ぶらり全駅下車の旅(大久保~新宿)
大久保駅は中央線の駅である。 そこから北側に見える新大久保駅は、山手線の駅である。両方の駅の距離は2~300メートルであろうか。
大久保駅ガード
大久保駅の南側を進むと、段々と山手線が近寄って来る。そして新宿駅でこの2つの線が合流する。
だから、大久保駅の南側を進むと、いずれ行き止まりになる筈だ。この辺りは川で言えば、三角州である。
それを確認する為に大久保駅の北側を進む。
この辺りは外国人が多く住んでいるので、外国語の表示が多い。
狭い路地が多く、少し怪しい雰囲気がある。
古過ぎるアパートもまだ残っているから、驚きだ。
夜は怖くて歩けないと思う。
外国人向けアパート案内
外国人OKのアパートの看板がある。
東南アジア系の若い女性が2人で、間取りの書いてある看板を見ている。そこで行き止まりだった。
やはり三角州になっていた。
電車の三角州
少し戻りガード下をくぐって通りに出る。
暑い日だったので、汗びっしょりである。
目の前にあったタリーズ・コーヒー店に入る。
やっと生き返った。
タリーズ・コーヒー
もう新宿の高層ビル群はすぐそこに見える。
この辺りは北新宿という地名のように、もう新宿である。
やっと涼んだので、先に進んだら青梅街道に出た。
そこは新宿大ガード下だった。
見覚えのある「思い出横丁」の看板も見えた。
(おまけの話)
東京に長く住んでいながら、私は今までに大久保駅に降りた記憶がない。武蔵小金井駅から東京駅の間で、降りたことの無い駅は大久保駅だけである。
それほど大久保という場所には用事が無いのである。
新宿大ガード
今の話ではないが、昔は大久保駅から見て目立つ物といえば、いま風に言えば「ラブホテル」で、むかし風に言えば、「連れ込み旅館」であった。
意外なのは各種学校の看板が見える。
外国人のビザの取得に何か関係があるのかもしれない。
このくらいしか、大久保に付いての知識が無いのである。
最近は大久保と聞いて思い付くのは、外国人である。
この町はアジア人が住み易い町のようで、店の看板を見ても日本語の方が少ない。
どこか東南アジアの国に行ったような気分になる。
それに、新宿とは目と鼻の先なのに、高層ビルが全く無い。何故なのだろう? これは不思議な現象である。