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[2010.10.20]
■路線バスの人々
「ぶらり全駅下車の旅」をやっていたら、今度は「ぶらり路線バスの旅」をやってみたくなった。 
武蔵小金井駅から東京駅まで歩いてみて、意外な発見も多く、バスで行ったらもっと面白いのではないかと思ったのである。 
 
路線バスというのは、他の交通手段が無いところを走るので、JR中央線が走っている駅から駅へは割合に不便である。 
駅から南北へは沢山の路線があるが、東西は非常に少ないし、その上、本数が極端に少ない。 
 
武蔵小金井駅 


先ずは、私の住む武蔵小金井駅から2つ先の武蔵境駅に行った。 
武蔵境駅からは新宿西口行きがあったので、それに乗る。 
バスの走っている道は、いつも私が車で走る道ばかりである。 
 
そして思った。全然、珍しいことなど起きない。 
こんな面白くない企画はやらなきゃ良かった・・・と。 
でも、始めたからには最後まで行こうと、悲壮な覚悟である。 
 
新宿駅西口 
 
武蔵小金井駅を午前8時56分に発車して、東京駅に到着したのは午後12時46分だった。 
JR中央線で行けば、たったの50分で450円で行けるのであるが、それを3時間50分で830円かけて行ったのである。バカみたい。 
 
小田急バス車内 
 
*武蔵小金井駅~武蔵境駅(京王バス)  220円 
*武蔵境駅~新宿駅   (小田急バス) 210円 
*新宿駅~四谷駅    (都営バス) 200円 
*四谷駅~日比谷    (都営バス) 200円 
*日比谷~東京駅   (丸の内シャトルバス)・・無料 
 
丸の内シャトルバス  
 
(おまけの話)  
路線バスには色々な人達が乗っている。 
武蔵境から新宿へ向う途中で40歳代の男が乗って来た。 
『お早う御座います』と大きい声で挨拶をしたので、運転手の知り合いかなと思ったが、そうではなかった。 
 
そして私の後ろの席に座ったが、なにやらブツブツ言っている。私は背後に危険な感じがして、ズーと後ろを気にしていた。 
 
彼は2つ先の停留所で降りる為にボタンを押した。 
そして立ち上がると、窓の上に貼ってある「出口」という案内シールを剥がして、バスの前の方の窓の上に貼り替えた。 
みんな唖然として、その様子を見ているだけだった。 
 
皇居のお堀 
 
新宿から乗った中年のオバサンは私の前の席に座った。 
そして、彼女はすぐに携帯メールに取り掛かった。 
覗き見したのじゃないが、見えてしまった。 
『検査の結果、白血球が4000から2000になりました。少し安心しました』と送信していた。 
 
どうやら、彼女の旦那さんが病気らしい。 
白血球2000がどの程度のものか、私には分からない。 
 
他にも変な人は何人かいた。私もその中の1人である。 
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▼コメント(1)
名前:yoko  2010.10.20 23:25:19
ぶらり路線バスの旅、頑張って下さいね!バスに限らず乗り物にはいろんな人がいるもので、今日も地下鉄で座っていたら、杖を持ったオジイサンが乗って来て「座らせろ!」と一喝、反射的に立ち上がってしまい、考えてみたら、優先席ではないし、年齢も私と変わらない感じ。両脇には若い人達が座っていたので、なんだか損をした様な・・・そのオジイサン2駅目で降りました。そんなにヨボヨボしていなかったのですがね。 

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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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