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[2010.07.06]
■言い間違いか?、聞き間違いか?
今はこの辺りは毛ガニのシーズンなので、女房は東京の友人達から毛ガニを送るように頼まれていた。 
そこで、どうせ有珠漁港に行くなら毛ガニのセリも見ようと思って、漁港のYさんに電話した。 
 
私    『毛ガニのセリは何時から始まるの?』 
Yさん  『午前10時30分からだよ』 
 
そこで、その時間に間に合うように私はコテージを出た。 
漁港では事務所に顔を出して、Yさんに挨拶をしようと思った。ところが、Yさんは出掛けて留守だった。 
 
有珠漁港 


仕方ないので、私はセリ場に向う。 
するとなんか様子が変だ。 
係員が掃除をしている。 
 
私   『毛ガニのセリはまだですか?』と聞いた。 
係員  『もう終ったよ』 
私   『何時からだったのですか?』 
係員  『9時50分からだよ』 
 
ウニ 
 
・・・と、いうわけで、セリには間に合わなかった。 
 
私が聞き間違えたのか、Yさんが言い間違えたのか、どちらが間違ったのか定かではないが、年をとると、こんなことはよくあることだ。 
 
夫婦でも、これを追及すると険悪な関係になってしまう。 
そこを曖昧なままにしておくのが、年寄りの知恵なのである。 
・・・と、言いながら、どちらが間違ったのか気になるなー。 
 
有珠漁港 
 
(おまけの話) 
先日の毛ガニの代金を支払いに、また漁港に行った。 
漁港というのは、なぜか懐かしい。 
生まれも育ちも東京なのだが、磯の香りが懐かしく感じる。 
 
逃げるカニ 
 
岸壁では漁師が明日の出漁の準備をしている。 
カモメが何か落ちていないかと、飛び回っている。 
 
倉庫で漁師の女将さん達が網を繕っている。 
私は彼女達に聞いてみた。 
私     『あそこにあるブルーの網はカニ籠ですか?』 
女将さん 『違うよ、あれはホタテの籠だよ』 
 
ホタテ籠 
 
しばらくして、私はまた 『あのグレイの網はカニ籠ですか?』 
女将さんは面倒くさそうに 『あれもホタテの籠だよ。カニ籠は陸には上がっていない。今は漁の真っ最中なんだから』。 
 
帰りに事務所寄ってみたがYさんは留守で、どちらが間違えたのかは確認したかったが、出来なかったのである。 
それで良かったのだろう。・・・と、思う。  
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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