忙しくて,あまりレコード屋さんに行けませんでした。
これもむしゃなびさんのおかげです?
今日は室蘭への出張で,少し時間があったので,
久しぶりに本輪西の中村屋さんで,たい焼きをほお張り,(これは妻のブログに詳しく書いています),
お目当ての,某リサイクル・ショップへ。
このお店の方,どうやらこのブログを見ているらしく,
以前,
「レコードが整理されていない」と遠まわしに書いたら,
数日後行くと完璧に整理されていました。
先回は,
「レコードの価格設定が均一になった」
と書くと,
今日は微妙な価格設定が導入されており…。
しかもシビアです。
これでは自分で掘り出し物を少なくしているようなものです。
自分で自分の首を絞めている…。
今日は
「価格が全体的に高い!!」と書いたら,
次回は安くなっていたりして。
まあそれは置いておいて,今日うれしかったのが,
レコード全品20パーセントOFFだったことです。
それで以前からジャケットが素敵で気になっていた,
このレコードを買いました。
ちょっとキズありで,819円⇒20パーセントOFFで,655円です。
サド・ジョーンズ&メル・ルイス・ジャズ・オーケストラの「セントラルパーク・ノース」です。
ジャケットは国内盤ですが,中身は直輸入盤で,恐らくオリジナル盤(初版)です。
1969年6月録音で,ジャケットには1970年5月発売の文字があるからです。これも犯罪に等しい安値です(お店の人に気付かれないようになるべく小さい字で書こう)。
キズもほとんど気になりません…というかカビの汚れでしたので,いつものお掃除で新品同様となりました。
しかし,しか~し。
60年代後半から70年代初頭のビッグ・バンド物は,未聴のものの場合,購入に勇気が要ります。
この時代はジャズの人気が下降線を辿っていた時期で,通常の4ビートだけではレコードが売れず,ロックやブーガルーと言った当時の「新しい」リズムを取り入れた曲をA面1曲目に持って来なければなりませんでした。(レコード会社からそう要求されたらしい)。
わたしの全くの私感なのですが,
ビック・バンド+ロック=ドリフターズのズンドコ節っぽい感じになってしまいます。
ご他聞に漏れずこのLPの1曲目も正に「8時だよ全員集合」的な音楽なのですが,そのためか,YOUTUBEでも見当たりません。
その変わり,名演名曲の誉れ高い,B面1曲目の「グルーヴ・マーチャント」は彼らのライブ映像も多数存在します。
YOUTUBEで試聴
この映像を見て驚くのが,おとなしいトランペッターだと思っていたサド・ジョーンズが,ことのほか,派手に指揮をしていることです。
さすがバンド・リーダー,という感じです。
わたしは強面のジャズ・マニアではないので,
逆に「ジャケットが美しい」といったところから音楽に入ってしまい,たまに大失敗をしますが,
今回は大当たり。
名盤をGETできた喜びに浸りつつ,寝る前にもう一度聴きましょう…。
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