■本家の伊達武者
原発事故から9ヶ月も経った。 ニュースでは政府が「冷温停止状態」宣言というのを出したが、私にはなんだかよく分からないが、まだ危ないというのだけは確かだ。
完全に以前の状態に戻る時が来るのかどうかも不明だが、原子炉を解体して更地に戻すのは数十年も先だという。
それじゃ、私の生きている間に確認さえ出来ない。
「おだづなよ」・・・「ふざけるなよ!」という方言。
最近になって、私が少額の出資をしている被災地支援ファンドの運営会社からメールが来た。
「有楽町の東京フォーラムで被災地復興応援フェスタが開かれるので、応援に来て欲しい」とあった。
私は現役の時は事業をやっていたので、思いもしない大津波で全てを失った会社の苦労がよく分かる。
本家の伊達武者
今の私には出来ることは少ないが、それでも出来だけの応援はしたいと思い出掛けてみた。
東京フォーラムでは岩手、宮城、福島の3県が共同でイベントをやっていた。
被災地から持って来た名産品を店に並べて、特設舞台では3県の踊りなどを披露している。
「くノ一」も出演
そんな中に伊達武将隊というイベントがあった。
彼らはプロのようで、普段は仙台で活躍しているらしい。
その姿と態度は、さすがに伊達武者の本家である。
北海道伊達市では、私も 武者祭りの時に大将役で馬に乗って出たことがあるが、俄か武士の域を出ず、全然凛々しくなかったなー。
鎧兜などの装備では、北海道の伊達市も負けていない。
私はどちらの伊達市を応援すればいいんだろー。
剣舞も披露 (本家の伊達武者は決まっている)
(おまけの話)
フェスタには私の支援している「ふかひれ」の石渡商店が小間に出店していたので、顔を出してみた。
店先では「ふかひれスープ」の試食をさせていた。
小さなカップ入りのスープを渡されたので、飲んでみた。
その辺りのいい加減な中華料理店より、はるかに美味しい。
石渡商店 (ふかひれ)
恐る恐る、「あのー、マイクロファイナンスで少額の出資をしているものなんですが・・・・」。
そこにいた係員は、「それはありがとう御座います」。
・・・と言ったきり、後が続かない。田舎の純朴な人なのだ。
恩着せがましくするのも嫌なので、ふかひれスープを2パック買って店を出た。
真面目そうな人達だったので、きっと工場を再建して、また美味しい「ふかひれ」を生産するようになると感じた。