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[2020.03.17]
■コロナ下のデパートのイベント  
 
新型コロナウィルスにも負けず、毎日、私は外へ出ている。 
女房の手作りマスクをかけ、人混みは避け、帰ったら念入りに手洗いとウガイをしている。 
 
レストランで食事をする時は、持参した消毒液を浸したテッシュペーパーで手を拭く。医師の言っていた「どこかを触った手で、口や鼻を触らない」を守っている。 
 
松屋デパートの会場入り口には沢山のお祝いの胡蝶蘭が。 


女房が友人から銀座「松屋デパート」で開催中の「デビ・スカルノ展」の無料入場券ををもらって来た。デビ夫人に興味のない女房は、私にそのチケットをくれた。 
 
私も同じく興味は無いが、出掛ける先が出来たという理由だけで見に行った。イベント会場は有名人から送られた花などが飾られていて、雰囲気を盛り上げている。 
 
お笑い芸人の「出川哲郎」の立派な花束が正面にあった。 
 
 
このようなイベントが行われると、いつもなら人垣が二重三重で良く見えないことが多い。 
ところがここも新型コロナウィルスの影響か、見物客もまばらだった。 
 
私のようなジジイはいない。殆どが高齢者の女性であった。 
展示物が彼女の歴史を表すものばかりなので、彼女の人生を知らない若い女性は興味が無いのだろう。私もザッと見ただけで、会場を後にした。 
 
会場内は写真撮影禁止で、出口のここだけ撮影OK。 
 
 
その3日後に、また女房から無料入場券をもらった。 
今度は日本橋「高島屋デパート」で開催中の「モーリス・ユトリロ展」である。 
 
こちらの方がまだデビ夫人展よりは、見る気が起きる。 
そして最終日の日曜日に高島屋のイベント会場に行ってみた。 
 
チケットと一緒に頂いた虎屋の限定羊羹「ムーミン谷の森で」。 
大人気で、すぐに売り切れになった。 
 
 
この会場は覚えがある。何年か前まで1年に1度は壮瞥町に住む「野田弘志」画伯が展示会を開催していた場所である。あの時は会場に行くと、伊達市の友人達に会えるのがとても楽しみだった。 
 
8階の会場に行くと、まあまあの人出だった。 
でも人垣も無いので、ゆっくり見られる。しかし私は絵の才能も無いので、良く分らず会場を後にした。 
デパートもお客を呼ぼうと必死になっているようだ。 
 
「モーリス・ユトリロ展」(日本橋高島屋デパート) 
 
 
せっかく日本橋まで来たのだからと、昼飯は日本の洋食「たいめいけん」で食べることにした。日曜日はこの辺りの飲食店は殆ど休みなので、「もしかして」と思い店に行くと、ここだけはなぜか別世界で行列が出来ている。 
 
1時間くらい並びそうなので、諦める。 
その時の私はすっかり「たいめいけんのハヤシライス」という気持ちになっていたので、他の店先のメニューを見ても心が動かない。 
結局はいつものように「蕎麦」を食べてから家に戻ったのである。 
 
「たいめいけん」日本橋本店。 
 
 
帰りに銀座三越デパートの地下1階のパン屋「ジョアン」に寄って、食パンを買った。支払いの時に「今日はパンの日ですから、シールが2枚です」と言われた。 
 
私はこのシールを集めていて、20枚になるとプレゼントと交換する。 
だから1度に2枚は嬉しい。その話を家に帰って女房に話したら、「あなたも小者ねー」と言われてしまった。 
 
「Johan(ジョアン)」の食パンとブール(フランス語で、ボールという意味らしい)。 
 
 
(おまけの話) 
16日にトランプ大統領が、英国を含むヨーロッパからの入国を規制した。日本でクルーズ船から新コロナウィルスが発生した時は、欧米のマスコミは挙って日本を批判していた。 
 
今では日本を遥かに超える感染者を出しているが、その時のマスコミは今は知らんぷりをしている。 
 
驚くのは中国で、「新コロナウィルスは米軍が持ち込んだらしい」とまで言い出した。そして「我が国の対応を見習え」とまで言っている。 
 
スーパーマーケットの棚はガラガラ。 
(ここからの3枚の写真は、ロスの女房の従弟から送られた) 
 
 
そこでアメリカの現地ではどうなっているのかと思い、ロスに40年以上も住んでいる女房の従弟に問い合わせた。 
すると丁寧に写真付きで事情を教えてくれた。 
何回かのメールから時系列で抜粋すると、以下のような事情が分かった。 
 
3月7日には「毎日のニュースに必ず登場で、握手はするな、ハグはするな、知らない人とは1.8メートル以上離れて話せと言っています。でもマスクは誰もしていません」。 
 
ジュースや牛乳の棚も残り少ない。 
 
 
3月12日には「国家非常事態宣言が出されたためでしょうか、今日の昼にいつもは空いているスーパーマーケットに行ったら、凄い人出でした。 
みな食料品を買い漁っている。卵売り切れ、鶏肉売り切れ、パスタ売り切れ、缶詰の棚も空白が目立つ。図書館も明日から2週間の閉鎖」と書いてあった。 
 
世界の新コロナウィルスの拡散状況を見ると、日本人は清潔好きだから、政府に言われなくてもこの程度で収まっていると実感する。 
 
以前にアメリカ、ヨーロッパの留学生を我が家で預かって知ったが、彼らは寝る前にシャワーを浴びない。朝起きてからシャワーを浴びる。 
「不潔!反対だろー」とその時以来、思っている。 
 
トイレット・ペーパーは1人2パックまで。 
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心の伊達市民 第一号
心の伊達市民 第一号
北海道伊達市に2003年夏より毎年季節移住に来ていた東京出身のH氏。夏の間の3ヵ月間をトーヤレイクヒルG.C.のコテージに滞在していたが、ゴルフ場の閉鎖で滞在先を失う。それ以降は行く先が無く、都心で徘徊の毎日。 
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