■畑の恵みを頂く
今までは野菜はスーパーマーケットで買っている。 そして当たり前のことだが、大して考えもしないで食べていた。ところが自分で畑をやるようになってから、色々と分かって来たことがある。
3月1日に我が家の1坪半の農地に二十日大根とレタスの種を植えた。毎日見ていると、なかなか育たない。そのことは以前のブログに書いた。
二十日大根は名前の通り20日で育つのかと思ったら、そうはいかない。これは不当表示ではないのか?
4月21日になって畑を見たら、二十日大根は収穫時期を迎えていた・・と思う。
畑の二十日大根
種を植えてから収穫まで52日も掛かっている。
地面から顔を出している赤い球の中から、大きそうな物を選んで収穫した。
同じ時に種を植えたのに、大きさはかなりバラバラである。中には実が割れているものもある。
収穫した二十日大根
畑の一番端に苗を買って来て植えたロメインレタスも収穫した。どちらも、もの凄く瑞々しい。
かじってみたら、パリッと割れた。
そして空いた場所にはまた二十日大根の種を植えた。
二十日大根とロメインレタス
夕食にサラダにして食べたが、『畑の恵みを頂く』という感じになる。スーパーで買った野菜を食べるのとは、心構えや態度が明らかに違う。
農家の苦労が分かると同時に、考えようによっては農業は良い仕事だと思った。
そんなことを言うと、伊達の農家の菅原さんに『農業をなめるな!』と、怒られそうだなー。
(おまけの話)
以前に我が家のレタスの写真を撮って伊達のレタス農家の菅原さんに送信した。
お立台のレタス
そうしたら、次のようなメールが来た。
『写真で葉の中をジグザグに模様のようなものが入っていましたが、あれはハモグリハエの食害なんですよね。これが、今、レタスの商品価値を下げる一因になっているのです。困ったものです。日本人は見た目を重視する傾向がありますので、味は変わらないのですが単価はべらぼうに下がってしまいます。』
そこで私は反論した。
『我が家の畑はネットで覆っているので、虫は入りません』と、1株だけ育てているロメインレタスの写真も添付して送信した。
するとすぐに返信があった。
『被覆しても、隙間だらけですよ。(笑)やはり、東京のレストランもアメリカナイズされて来ましたね。リーフレタス(ロメイン、グリーン、レッド)は、アメリカではサラダの定番ですね。甘みはヘッドレタスの方が断然勝ってますし、食感もいいので出来れば、ヘッドレタスを沢山召し上がってください。(笑)
私はヘッドレタス生産者なので・・!』
駆け出しの1坪半農家の私が堂々とレタス専業農家に反論してはいけなかった。
我が家のレタス畑
それにしても、『菅原さん、我が家のヘッドレタスはいつ頃になったら収穫できそうですかー?』