■1時間45分待ちで、5秒で終り。
消防の出初式を見たのはいつのことだったろうか? 子供の頃に見て以来、出初式には全く興味が無かった。
その大きな理由は、「真冬の酷寒の中で水を撒く」という行事は、いかにも寒そうだからだ。
それが突然、見に行こうという気になったのは、伊達市と大いに関係がある。
くす玉が割れて式典が始まる
昨年の夏に名古屋から来た桑原プロとYさんの子供達を伊達消防署に連れて行き、消防長のAさんの好意でレスキュー訓練を見せてもらい、署内を案内をしてもらい、最後に消防自動車に乗せてもらった。
それがもの凄く良かったことと、消防に対するイメージが変ったことが、私が出初式を見たくなった理由なのであるから、Aさんの影響力はバカに出来ない。
小金井市長も消防団員服を来て挨拶
小金井市の出初式は私が卒業した小学校の、元は運動場だった場所で行われた。
午前10時の出初式はハシゴ車の先端のくす玉が割れて、そこから始まった。
私はただの傍観者だから、式次第が分からない。
消防団員の行進があり、次に小金井市長が出て来て挨拶に続き、表彰を行う。延々と続く式典は終わる気配がない。
行進を終えて整列
もう途中で帰ろうかと思ったら、やっと1時間45分後に終り、いよいよメインイベントの放水である。
第1分団から第5分団までの隊員が、5台の消防車から伸びたホースの先端を握り構える。
団長の合図で一斉に放水する。霧になった飛沫が私に降り掛る。場所を移動しようとした瞬間に終った。
なんと僅か5秒で終りだ。故障ではない。
1時間45分も待ったのだから、5分はお願いしたかったなー。
放水で虹がかかる。
(おまけの話)
私が結婚して数年経った頃に、我が家が放火された。
でも、庭に置いた子供の三輪車が燃えただけで、大事には至らなかった。
私は「他人に恨まれることもしていないのになー」と思ったが、その時は警察が調べに来て終りだった。
それから暫くして警察から連絡があった。
犯人が捕まったのだ。
警察の話では「犯人は元消防署員で、小金井で数ヶ所の放火をした」そうである。
我が家とは特に関係のある犯人ではなかった。
子供も式典に飽きる
消防署員の放火というのは、よく聞く。・・・ような気がする。
『火事が起きないと消防署員は活躍の場が無いので、放火をして消防活動をしたくなるのである』なんて言ったら、Aさんに怒られそうだ。