■「育自」
人には、いつから慈しみの心が芽生えて来るのでしょうか? そして。
人には、いつから嫉妬の心が芽生えて来るのでしょうか?
生まれてからまだ二年足らずの楓君が、親の当たり前の愛情をたくさん受けて学んだこの二つの心。
今、楓君の小さな…? いえ、もしかしたら大きな心がこの相反する二つの気持ちの間で揺れ動いています。
お陰様で、一昨日娘は無事に退院をしました。
毎日おばあちゃん(つー君のお母様)に連れられ、ママと蓮君に会いに来ていた楓君。
何故かいつもと様子が違う・・・。
ママに甘えようとしなかったそうです。
その姿には、「僕はもう今までみたいにママに甘えてばかりはいられないんだ! 蓮君を守らないといけないんだ!」という決意めいたものが見え隠れしたよう。
だから、グズグズと蓮君が泣きだすと~。
どっちがいい? ひとつかしてあげるよ。
よちよち。 なかないで れんくん。
よし。 じゃあおにいちゃんがとなりにねてあげるね。
れんくん、ちっちゃいね。 かわいいね。
いいこ。いいこ。
ねつはないみたいだね。
ぱいぱい のむ?
!!
あれあれ~!?
楓君、すっかりママの真似(笑)
いくらなんでもそれは無理よ。
それにしても面白い。
子供って、親の行動まる写しなのですね。
そう思うと、育児をやり直したい場面をいくつか思い出してしまいます^_^;
「守りたい」という気持ちがこんな小さな子供にもきちんと宿るものなのですね。
つー君も娘も楓君の姿に色々と学んでいることと思います。
ただし、夜と寝起きはお兄ちゃんであることを忘れてしまいます。
それで良し。
それで当たり前。
揺れ動きながら成長をしていくのでしょう。
親もまたしかり。
二人の子供への愛情のバランスを調整しながら、親として成長をしていくのでしょう。
「育児」は「育自」なのかもしれませんね。