■当たり前ではないのですよね。
みはらし団地の方を海に向かって走っていると、どこからともなく なき声が聞こえて来ました。 あ!
と、その声に近づいて行くと、そこには3~4組の家族がいました。
声の主はオオハクチョウたちです。
畑で何かを啄んでいました。
クウオ~ッ! クウオ~ッ!」
家族だと思ったのは、灰色の幼鳥も一緒だったからです。
白鳥のV字編隊は、だいたいは血族でまとまっているのだそうです。
先頭は空気抵抗などもあって疲れるので、時々交代するとか。
走る足を止めて、しばらく飛行と休憩を見ていました。
すぐ近くに交通量は少ないながらも道路があり、すぐ近くに少ないながらも住宅がある。
そんな環境でも、オオハクチョウたちは安心している様に見えました。
この風景を、毎年の当たり前と思える幸せ。
この風景を、毎年の当たり前と思ってしまう危うさ。
生物としての耳を澄まし。
オオハクチョウの「クウオ~ッ! クウオ~ッ!」を聴いてみました。
「必死なのよ!」
そうよね。
また、人間の身勝手さと、生き物の生が、交差している。
ごめんね、白鳥さん。
私は人間なのですよ。
和ませてくれてありがとね♥️
また来春にここで会いたいな🍀