「いとをかし」な日々

10時までに病院に来るようにとのことで、朝7時過ぎに湯里を出発しました。 
 
ニセコも雪が降っていましたが、喜茂別に入ると猛吹雪。 
それはもう激しくて、春近しとは思えない降り方でした。 


雪は、中山峠に近付くにつれて酷くなり、路肩も前もほとんど見えません。 
これから入院する私にとっては、さらに気が重くなるお天気でした。 
 
病室に案内されるとすぐに病衣が届きました。 
 
 
 
 
これこれ、この病衣なんとかならないかなあ・・・。 
これを着た瞬間、ズシンと患者の自覚を感じさせられ、ドボンと入院患者の重~い気分に落とされます。 
必要以上にガクンとなってしまうのです。 
食欲まで無くなってしまいます。 
カラーセラピストの方に病衣のデザインをしていただくというのはどうかしら？ 
ほら♪ 
例えば、名水亭で貸してくれる服みたいなオレンジやピンクのハワイアン柄の物なら、明るい気持ちでいられる気がします。 
ヒョイッ♪と終わる手術とは分かっていても、これを着るとなんか落ち込んでしまいます(/_;) 
 
明日の手術に備えて、先ほど剃毛が終わりました。 
足だけですよ~。 
そして、今晩9時から明日の晩まで絶食だそうです。 
絶食！と言われると、たかが一日なのにガ~ンとショックだったりして。 
今のうちにもう一個デコポンを食べなきゃ！なんて頭に浮かんでしまいます。 
さっき、食欲ない…って思ったばかりなのに。 
つくづく私って情けないなあ・・・。 
 
そのくせ、さっき看護師さんに「もしリハビリの指示が出ていなくても、筋トレしたいのでリハビリ室へ行ってもいいですか？」と尋ねたりしてみました。 
「あそこは必要のある患者さんのための場所ですから、先生から指示のない方は利用できません。」と言われてしまいました。 
そりゃそうだ。 
ごもっともです。 
 
私の辞書には「暇」という字はないので、「暇」を与えられるとつまらないことばかり考えてしまいます。 
 
今回の入院期間は二週間の予定です。 
前回同様、読書とパソコンの日々になるでしょう。 
 
そんなこんなで、相変わらずトンチキな入院生活が始まりました。