■いくらの醤油漬けVS海鮮丼VS毛ガニ
少し話がさかのぼります。 久々に伊達に帰って来た娘が、毎日遊び回っていたというお話は以前のブログで書きました。
その娘が、帰る日の前日に友達と行った函館。
ここでは、目一杯北海道の味を堪能してきたらしいです。
その時送られてきた写メがこれ。
「美味しそう~!」とは思ったものの、内心、「母だって”いくらの醤油漬け”を作って待っているのに・・・。」と複雑な心境。
で、娘が東京へ戻る日に、「これも食べなさい!」とばかりに朝から大盛”いくら丼”を食べさせたのでした。
案の定、あの日は夜まで何も食べられなかったらしいです(^^ゞ
そして東京に着いた翌日、今度はこんな写メが届きました。
「どうやって食べるの~?」
どうやら函館で買って宅配便で送ったらしく、友達を呼んで一緒に食べよう!とお皿に置いたはいいけれど、どこからどう食べていいのか分らなかったらしいのです。
「はあ!?回数は少ないけれど食べたことあるじゃない…。」と思いつつ、「足を全部とって、鋏で切って食べる。胴体をひっくり返して甲羅の付け根の三角の所を持って、カパッと外してカニ味噌を食べる。あとは甲羅の中の身を食べる。ふわふわしたスポンジみたいなところは食べられない。」
そう返信をしました。
「ありがと。痛そうだけどやってみる。」
しばらくして、「美味しい~!!」とメール。
はいはい。
そりゃそうです。
函館の朝市で買ったなら、たぶん高かったに違いないもの。
そう言えば、母もしばらく食べてないなあ・・・。
ところで、帰る時に持たせた”いくらの醤油漬け”は食べたのかなぁ?
思い出してメールをすると、再び写メが届きました。
ピンクのガラスの鉢で”いくら丼”ね・・・。
しかもランチョンマットもピンクだし。
確かテーブルもピンクのはず。
まあそれは置いておいて・・・。
コメントはないのか!?
さてさてあれから一カ月ほど経った一昨日、娘から小包が届きました。
ウキウキと箱を開けると、まるで田舎の母さんからの荷物のように色んな物が入っていました。
そして手紙も。
「毛ガニはすごく美味しかったけれど、お母さんが作った”いくらの醤油漬け”が一番美味しかった!」とな。
ここでまた、涙する母。
あ~あ、まただよ・・・。
かくして、いくらの醤油漬けVS海鮮丼VS毛ガニの戦いは「いくらの醤油漬け」に軍配があがりました。
で、単純な母は「年に一度だけだけど、また来年も作ってあげるから帰っておいでね。」とウルウルしながらメールをしたのでありました。
やれやれ・・・^_^;