■雨月の観月祭。
十五夜の日、岩内神社に行って来ました。
岩内は影むしゃの生まれた地。
通った学校、友人たちの家、恩師の家など、小中学生時代に戻り案内をしてくれました。
岩内神社に着きました。
二の鳥居のほど近いところに、よく勉強を教わりに通ったという恩師の家が残っていました。
今はどなたが住んでいらっしゃるのかは分りませんが、家の佇まいは昔のままだそうです。
岩内神社は一・ニ・三の鳥居まである大きな神社です。
立派な神楽殿もあります。
本来ならばこの神楽殿でお月見のお祭り『観月祭』が行われるはずでした。
けれども、12日の晩はあいにくの大雨・・・。
雨月です。
止むを得ず、社務所の大広間で開催されることになりました。
雅楽は奈良時代より伝わる日本の伝統音楽ですが、ほとんど馴染みがありません。
弟の結婚式と影むしゃ兄の結婚式で耳にしたくらい。
しかも弟の時はカセットテープでした(^^ゞ
興味を覚えたのは東儀秀樹さんの演奏を聴いてからでしたので、”宮廷音楽”という捉えではなくテレビを入口とした”流行”という捉えでした。
でも一度、生の演奏を聴いてみたいと思っていたのです。
主催は北海道神社庁雅楽振興会。
道内各地より総勢42名の奏者が集まりました。
第一部
「浦安の舞」
「豊栄の舞」
第二部
「管弦 平調 音取」「管弦 平調 越殿楽」「管弦 平調 陪臚」
管楽器は、笙・篳篥・龍笛。
打楽器は、太鼓・鉦鼓・羯鼓。
弦楽器は、琵琶・箏。
西洋音楽で言うフルオーケストラの演奏でした。
雅楽は、現存する合奏音楽としては世界最古のものだということも知りました。
日本人としての心にすっと沁み入る感覚を覚える演奏でした。
「舞楽 右方 還城楽」
「舞楽吹 太食調 長慶子」
この二つは男舞です。
とても素晴らしいものを見せていただきました。
どうもありがとうございました。