■春から秋の登山日記第三弾~もう一度紋別岳
実は、アンヌプリ登山を予定していたのだけれど、ちょっと花には早いみたい...。 そんな時「紋別岳は、今が花盛りよ!」との情報を得て、再度登ることにしたのです。
4月29日に登ったときはまだ残雪がたくさんで、一輪のタチツボスミレだけが必死に咲いていただけでした。
だから、花で一杯の紋別岳を是非見てみたかったのです。
今回の同行者は、Mちゃん。
彼女は、市内の山岳クラブに所属しているので、この半年で何度も、あちこちの山に登っています。
一緒に登るのは4年ぶりでした。朝6時の時点では、先週同様の曇り空。
先週の有珠山もひどい霧で山頂の景色を見ることは出来なかったのですが、「今回もダメかな...。」
そんなことを思いながら歩き始めました。
さあ、今日はどんな花に会えるのかしら?
これまで何回となく紋別岳には登っているのに、この時期には登ったことがないので、とっても楽しみ♪
私たちは、新緑の木立の中をワクワクしながら抜けて行きました。
山の花は花期が短いものが多いので、一週違うだけでガラッと景色が変わってきます。
真っ先に出迎えてくれた一株のシラネアオイ。
もう終わりかけていましたが、もっと上へ行けば、最盛期のシラネアオイの群落に会えるかもしれない!という期待はますます膨らみ、足取りも軽くなります。
さらに登山道の脇には、花の終わったスズランの株もたくさんありました。
この山にこんなにスズランがあるとは、まったく知らなかった私。
スズランだけではありません。
ここに載せきれないほどのたくさんの種類の花々に迎えられ、歓声の連続!
本当に幸せ一杯で、山頂までの道を歩くことが出来ました。
今までの紋別岳登山といえば、シーズン初めのトレーニングのため。
だから、先ずは近くの紋別岳で軽く練習~♪という感じで、タッタカと7合目か前紋別岳まで登ったら、サッサと駆け足で降りてきていました。
もうほとんどスポーツ感覚だけで登っていました。
だから山頂までの道を、こんなに楽しみながら登ったことはなかったのです。
あーなんて勿体無い...。
さて、嬉しいことに7合目に着いた頃には霧もほとんど晴れ、ニセコ方面までは見えないものの、霞んでいた景色はだいぶその輪郭を現してくれました。
それでは、今回出会った花達の一部をご紹介しますね。
~シラネアオイです。
登山口から9合目過ぎまでずっと楽しませてくれます。
写真は、シラネアオイの丘の群落です。
すぐ近くに、かなりの樹齢を重ねた一本の千島桜があります。
こちらも丁度見頃でした。
~フデリンドウです。
ちっちゃくてとっても可愛いリンドウです。
Mちゃんに教えてもらいました。
4年前までは、花は全部”花”だった彼女でしたが、今ではすっかり詳しくなって、今回は色々教えてもらいました。
~紫色の花が深山オダマキ、白色の花がマイズルソウ、ピンクの花がエゾアズマギクです。
他にもハクサンチドリ・ナルコユリ・エゾカンゾウ・ツキバネソウ・などが咲き乱れます。
7合目から前紋別岳への道には特に花が多く、本当に素晴らしかったです♪
ハクサンフウロです。
7合目に到着すると待ち焦がれていたように出迎えてくれます。
~ユキワリソウです。
ずっと見ていたいほどに可憐で愛らしい花でした。
花々に癒され、とても楽しく幸せな3時間を過ごし、心身ともに浄化されたような気がしました。
さて、来週はどこにしようかな♪
<お知らせ>
パソコンが壊れてしまいました(泣…)
ただ今修理中です。
今回はPCをお借りしてこれを書いています。
…ということで少しの間、ブログをお休みします。
だからいただいたコメントのお返事は、携帯からさせていただきますね~!