■「さよなら」のお菓子と「おかえり」のお菓子。
ご存知の方が多いと思いますが、今年の5月、お菓子メーカーの『いずみ製菓』さんが絶大な人気を誇るお菓子『ポテトスナック』を製造中止するという発表をしました。
そのニュースが、このお菓子の熱狂的なファン・実はそうでもない人・いずみ製菓さんの競合相手を巻きこみ、ちょっとした騒動になっていました。
”れん”では敢えてそのことには触れずに今まできましたが、お知らせを含めてちょっとだけ書かせていただきます。
改めてこの騒動について調べてみました。
・いずみ製菓株式会社は円安による原料高騰を理由に菓子製造事業から6月末で撤退する。
・一部のポテトスナックの熱狂的ファンは、当然のごとく買占めに走り、ポテトスナック追悼ビデオをネットにUPしたり、送別会などを開いて別れを惜しんだ。
・消費期限切れの品も含め、買いだめしたポテトスナックを、オークションに出品して稼ぐ人もいたらしい。
・製造を中止するのは「ポテトスナック」であるが、同様(そっくり)のお菓子 東豊製菓の「ポテトフライ」がなくなると勘違いをした消費者が買占めに走ったり、卸問屋や小売店等が代替え商品として「ポテトフライ」まで買占める事態にまで騒ぎが大きくなった。
・あれから1ヵ月ほど経ち、東豊製菓の生産ラインはフル稼働で製造作業を続けているらしい。
と、こんなことになっていたのでした。
確かに”れん”にも「これ無くなるらしいから買おう!」とおっしゃりながら、”ポテトスナック”を多めに買っていかれる方が現れました。
そして、確かに「これ無くなるらしいから買おう!」とおっしゃりながら、間違えて”ポテトフライ”を買っていかれようとする方も現れました。
もちろん、「ポテトフライはなくなりませんよ。」とは説明をさせていただいたのですが、都市部での買占めが相次いだため、超弱弱小の”れん”には納品されなくなってしまい、しばらく欠品状態が続いていました。
けれども、やっと戻って来ました☆
当然ながら「ポテトフライ」の方です。
おかえりなさい♪ ポテトフライ。
そして、25年間愛された「ポテトスナック」は姿を消しました。
さようなら ポテトスナック。
駄菓子の世界にも様々なドラマがあるんだなあ・・・。
再会した「ポテトフライ」を眺めながら、しみじみとそんなことを想いました。