■けっして刺身にしないで下さい。
25年前、伊達で初めて勤めた会社の上司が訪ねて来てくださいました。 そして一緒に仲間たちも。
当時、鼻っ柱の強った私はその上司Aさんと何度も衝突。
大声で怒鳴られたこともありましたが、内心では認めてくださっていたことを後に知りました。
育てていただいたことを今も心から感謝しています。
函館在住のAさんは手土産を持って来てくださいました。
そのネーミングを見て、申し訳ないのですがドン引き・・・。
先週、店のメニューに登場していた”いかめし”がチラつきました。
その名も『いかようかん』
パッケージには「いがいが~! いがはいらねか~!」と書かれ、「けっして刺身にしないで下さい」と書かれていました。
そして開けると。。。
”いか”がでしょう?
「美味しそう~♪」とはなりにくいリアルさです。
けれども、何と第24回全国菓子大博覧会 文化部門・名誉総裁賞を受賞、第42回函館圏優良土産品推奨会 奨励賞受賞、第24回全国菓子大博覧会 厚生大臣賞受賞という華々しい経歴を持つ名菓でした。
しかも、一日限定50個しか販売されていない貴重なものでした。
確かにここまでイカのまんまを表現していたら、大量生産は難しいと思います。
パッケージは、箱の上部を開くと夜明けの函館山”が姿を現すしかけになっていました。
どこまでも凝っています。
(HPから借用)
そして肝心のお味。
胴の中は、イカの白い部分(卵巣?精巣?)を表す柔らかい求肥と、腸(ワタ)を表すコーヒー餡、表面は新鮮なイカの透明感を保ちつつ、甘さを抑えた羊かん生地で包れ、細かく足の吸盤までも表現されています。
目をつむって食べれば上品なお味です。
でもきっと、文章で書かれれば書かれるほど「美味しそう♪」とはならないはず^_^;
機会を見付けて是非食べてみてくださいね。
面白くておいしいです。
*決して製造元『柳屋』さん関係者ではないですよ(^_-)-☆
今も溌剌と生きていらっしゃるAさんにお会いできて嬉しかったです。
私も!「まげでらんねぇ!!」