■新旧交代…だけどどっちもレトロ。
先日、毎春恒例の不用品処分をしました。 年を重ねるごとに身の周りをシンプルにしていきたくて、ここ5~6年は春になったらいらないものを処分する!と決めています。
引出し、棚、押入れ、物置、外回り。
毎年あんなに処分しているにもかかわらず、あるあるある!使わないもの着ないもの。
何でもかんでも捨ててしまってはもったいないので、いくつかに仕分けます。
1.リサイクルショップで買い取ってもらえそうなもの。
2.誰かもらってくれそうなもの。
3.寄付するもの。
4.捨てるもの。
ところが、残念なことに4.の捨てるものが一番多いのです。
何故かしら?生活スペースは出来るだけ物を増やさないようにしているつもりなのですが・・・。
そして家中からかき集めた捨てるものを、愛車FITの後部座席をフラットにしてどんどん積み込みました。
みるみるうちにゴミだらけになっていくFIT。
最後に後ろのドアを閉めるのが大変なほどになってしまいました。
私は、塵芥車と化したFITを走らせ石川町のごみ処理場へと向かいました。
ここへ持って行くと、手数料が100kgまで500円です。
何度も行っているので慣れたもので、入口で手続きを済ませて二階まで上がって行きました。
そこには係の方が布製のガスマスクみたいな物を付けています。
だって、ものすごい臭い。
あの臭いの中で一日中働いているのですから、ホント頭が下がります。
そこで指示通りに車を停めて、指定の場所にゴミを投げ入れていくのです。
その大きなゴミがゴミ捨て場に落ちていく様が、なんとも恐ろしいのです。
吸い込まれそうなほどに深く、投げ入れられるゴミと一緒に落ちてしまいそうになります。
何度やってもあれは怖い・・・。
すべて捨て終わり家まで8kmを走っても、さっきのあの臭いは車の中に残ります。
かなりひどい臭いですが、あそこで働くおじさんたちの苦労に比べたら!と、納得して諦めます。
さて、新旧交代の話。
それはミシンのこと。
実は今回捨てられたゴミの中に、30年間働き続け、ミシン屋さんに「ムリ!直せません!」と匙を投げられたポータブルの電動ミシンがありました。
倒産してしまった旧リッカーのものです。
それでも、最後の力を振り絞って直線縫いだけは頑張ってやってくれていたのですが、さすがに10cm毎に止まられたら仕事になりませんでした。
でも買ったら高いし・・・。
だましだまし、なんとか使えなくはないし・・・。
壊れていても愛着があるし・・・。
と悩みのタネだったのですが、ひょんなことからある方から「使わないからあげるよ」とポータブルミシンをいただいたのです。
もーめっちゃ嬉しい!!
そこでようやくこのミシンと「さよなら」をする決心ができたわけです。
昭和54年に日本で初めて発売されたコンピュータミシン「メモリア5001型」の改良版「5002型」です。
ほとんど使っていないのでとても良い状態でした。
”これで、好きな縫物も復活できるわ♪”
「え!?・・・嘘ばっかり・・・。好きなのは本当かもしれないけれど、休みの日は外遊びばかりしていてちっとも家にいないじゃない。せっかく引っ越して来たのに、いつ使ってくれるのよ!」
…と、新しいミシンさんに言われてしまいました。
でもね、作りたい物の準備はしてあるのよ♪
あれとあれとあれ!(←もし出来たら写真を…いつか…)
そんなこんなで、私の部屋には「早く使って~!」とばかりに、新しくもレトロなミシンがこちらをジーッと見ています。
「わかった!わかった!休みの日が雨だったら使うからね☆」
さて、明日は定休日。
雨でも、プールで水泳っていうのもあるからねぇ・・・。
また嘘つきになっちゃうかもです・・・。