■春から秋の山歩きその6~シースルーな道を行く。
雨音で目が覚めた昨日の朝。 今日はだめね・・・。
そう諦めたのですが、9時ころから陽が差してきました。
行けるかな・・・?
思い立ったら10分の紋別岳へ急ぎました。
ここには春紅葉の頃に来ていますので、今年は二回目となりました。
この日も前日同様、遠くに雷鳴が聞こえます。
あと半月早ければ、きっと秋の紅葉にも会えたことでしょう。
でも私はこの感じも大好き。
シースルーな木々の間から、その向こうの景色を覗けます。
ん?
よく見て・・・。
道の真ん中に何かいます・・・。
子熊?
いえいえ、黒猫でした。
まだ若いと思われるこの黒猫は、一定の距離を測りながら、時折くるっと振り返ったりしながら、まるで道案内でもしているかのように先を歩いていました。
ふと、「別の世界へ連れて行こうとしているのかも・・・。」そんな思いがよぎりました。
と、突然、道をはずれてクマザサの中へ・・・。
ばれた・・・と思ったのかな?
案内人を失い、またいつものように歩いて行きました。
遠くに有珠山・昭和新山・洞爺湖が見えます。
ここからは優しい山並みに見えるあの辺りも、近くで見たら昨日の写真の通りです。
視点が変わると、見えるところも感じることも違うのは人も一緒?ね。
あの緑の斜面。
いつ見ても滑りたくなる。
え?
肥料袋で尻滑りではなくて、もちろんテレマークでね。
7合目に着いたら怪しい雲行き。
空全体が真っ黒になってきました。
まずい!
慌てて下山開始。
案の定、途中で大粒の雨が落ちてきたので、春に買った合羽を今シーズン初めて纏いました。
走るように下りていたのですが、冬モードにスイッチが入ってしまった師匠が突如レッスン開始!
げー(汗)
私の苦手なストックワーク。
忘れかけていた鬼のレッスンを思い出しました。
何度も何度もダメ出し・・・。
また暗~くなりかけた頃、「まあそれならいいか・・・。」と撮ってくれた写真。
今年こそ直したい!
シーズンインまでにストックワークの改善作戦開始しなくちゃ。
あと一か月を切りました。