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[2009.09.25]
■渡島半島一周 ”Pキャン” の旅~9月21日(月)。
二日目です。 
この日はかなりハードな動きになりました。 
 
メインテーマは、「江差・松前のいにしえを訪ねる」ということにしておきます。 


江差は私にとって、少しばかり縁のあるところでした。 
父方の會祖父は、鰊で栄えたその昔、江差で証券会社を営んでいたのだそうです。 
それが江差のどの辺りだったのか、いつまで経営していたのか、詳しいことはよく知らないのですが、そういうことだったらしいです。 
 
だから、いつかはゆっくりと訪れてみたいと、北海道に住み始めた頃から思っていました。 
そして今回、その願いが叶ってここへやってきました。 
ここは、チャリで探索です。 
 
 
 
 
約1.1km、”いにしえ街道”と称して江差町が街作りをしました。 
保存・復元された建物が軒を連ねます。 
本州出身の私にとっては、瓦屋根がある風景がしっくりと心に落ち着きます。 
 
ちょうど、”江差追分全国大会”を開催中でした。 
その模様は目に耳にすることはできなかったのですが、偶然にもある場所で、明暗寺の虚無僧による尺八での「江差追分」を聞くことができました。 
 
そこは、”カモメ島”という島です。 
島のあちこちを歩き回っていたら、偶然、その場面に出会いました。 
明治末年、それまで三味線・太鼓伴奏で唄われていた江差追分を、尺八伴奏で唄うことを流行させたと言われている小路豊太郎翁の碑の前で、その献奏会は行われていたのです。 
 
 
 
 
本来ならお金を払わないと聞くことが出来ないような方たちの尺八の音を、ちゃっかり聴きしてしまいました。 
ただただ感動☆ 
素晴らしかった☆ 
 
江差を後に、上ノ国町に入りました。 
ここの”てっくい(ひらめ)丼”が目当てだったのですが、団体さんで一杯のレストランに入ることはできず、仕方なく”どん”つながりで”どんべえ”さんをいただきました。 
 
そしてここは夷王山。 
 
 
 
 
標高159mの山頂からの眺めは最高で、鳥居の額縁から覘く日本海海岸線は、なんとも不思議な風情を醸し出しています。 
この時も花の種類が多いことに驚いたのですが、後で調べたら、約500種類の花を見ることができるのだそうです。 
山のすぐ下には、武田信玄が1470年頃築いたとされる勝山館があります。 
 
ところで、夏よりも二時間以上日没が早いこの時期は特に、見たい物・やりたい事がたくさんある私たちにとって、いつも時計とにらめっこの忙しい旅になってしまいます。 
 
次に急いで向かったのは松前。 
 
途中、日本海に浮かぶ二つの島を発見! 
左が渡島小島。 
右が渡島大島。 
どちらも松前町に属する島です。 
恥ずかしながら、この島の存在を知りませんでした。 
渡島大島は、日本の中では最大の無人島だそうです。 
活火山でもある大島は、1741年に大噴火を起こし、熊石から松前にかけて死者1467名を出したと書いてありました。 
そう、地震による津波で多くの死者を出した奥尻島も大きく見えていました。 
 
 
 
 
さて松前では、寺町界隈を歩いてみました。 
桜の時期に来られたら最高なのでしょうが、この季節だってとっても良かった☆ 
なんだか、北海道にいることを忘れてしまうようなところでした。 
寺社仏閣の多いこの地は、目隠しで連れて来られて「はい。鎌倉に着きましたよ。」と言われたら、コロッと騙されてしまうかもしれないほど、良く似た雰囲気がある、歴史が静かに息づく町です。 
こういう風景に心落ち着く自分に気づいた時、「ああ。日本人なんだなあ…。」と、しんみりした気持ちになります。 
 
松前城です。 
春は華やかに彩られるのでしょうね。 
 
 
 
 
かなりハードに動き回った一日でした。 
この日のお風呂は、道内最古の温泉”知内温泉”に浸かりました。 
歴史あるお湯で疲れも吹き飛びました。 
 
お宿は、知内道の駅。 
”カロリ”で乾杯して爆睡でしたZZZZZzzzzz. 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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