■か・た・こ・と・英語のボキャブラ総動員!
クリスマスの昨日のお客様は、香港から来たETHAN(イーサン)4歳でした。 英語片言でOKの連絡を真に受けて、少し緊張しながらもお気楽な気分で出動したのですが...、「はい?...」
日本語なんて全くしゃべれないじゃない...。
話しが違う...。
一瞬青くなったものの、火事場の馬鹿力じゃなくて...窮地のど根性...っいうか、妙な肝が座ってしまい、「気合いだぁー!」って感じの勢いで、体当たり作戦を開始することになりました。
ところが、挨拶を済ませた瞬間、「男の先生じゃなーい」とプイと横を向き、手も繋いでくれないのです。
うーん...今日一日どうしよう...と、かなりブルーになりかけたのですが、なんとか気を取り直し、単語の羅列で、なんやかんやと話かけてみました。
私のトンチキ英語が受けたのか、にやにや笑って聞いているイーサンも、次第に心を開いてきてくれたのです。
小さな子供って一旦心を開くと、いろんな話をしてくれます。
けれども残念ながら、その半分くらいしか理解してあげられませんでした。
何しろWhat?とWhy?が多過ぎて、聞かれていることはなんとなく分かっても、ボキャブラリーが少ない私には、きちんと答えてあげることができず、とても歯がゆい思いをしたのです。
「なーに?どーして?」が多いのは、どこの国の子供も同じなのですね。
でも、悪戦苦闘をしながらも、「君と仲良くしたい」という気持ちで、笑顔を持って接すれば、年齢や言葉の壁があっても、仲良くなれるということを改めて体験しました。
いろんな話をしたり、いろんなことをして遊んだりしたのですが、彼が一番気に入った遊びは、サンタクロース探しでした。
林間コースを歩きながら、「サンタクロース!サンタクロース!」と呼びながら、樹の陰や穴の中・キャンプ小屋などを探して廻ったのです。
もちろん見つかりはしなかったのですが、私もついついはしゃいで、イーサンと同じ4歳になってしまいました。
そして、最後の一本を滑る前に、「イーサンのことは決して忘れないよ。約束するね。」と言ったら、彼は可愛くコクンとうなづいていました。
すると、滑り終わってお別れの時、今度はイーサンから「君のことは忘れないよ。わかったね?」と言ってくれたのです。
そんなことを言われて、私は涙が出そうになりました。
...と、せっかく感動的なお別れをしたのですが、実は有難いことに、明日のご指名をいただいて、またイーサンと一緒に滑れることになりました。
さて、明日は何して遊ぼうかな...。
というより、どうやって会話を切り抜けようかな...。
でも、いいのかなあ...?
これじゃレッスンじゃないですね。