■『伊達がむしゃら団』を思い出した。
突然ですが、”浮き玉三角ベースボール”という競技をご存知ですか? 実は、伊達にはかつてMiちゃん率いる『伊達がむしゃら団』なる怪しいチームが存在していました。
主力メンバーには某議員さんも二人所属していたし、某ホテルマンさんも所属していました。
某スーパーマーケットの店長さんもいました。
某建設会社の経理のHaさんもいました。
そして、何を隠そうこの私もピッチャーとして所属していたのです。
で、浮き玉三角ベースボールって何さ?
それは昔。
私が敬愛する作家の椎名誠さんが、ある島に旅をした時、浜辺で地元の漁師さんが流木をバットに落ちていた浮き玉を打って遊んでいたのを見て、「面白い!!」ってことで全国に広めた遊びです。
その浮き玉というのは、あの大きなオレンジとかの物やガラスの物ではなくて、固い発泡スチロールのような材質で出来た物です。
しかもそれは日本製ではなく、アジア大陸の方から流れ着いた物でした。
加えてそれは現在では使われていない物で、漂着物を拾うしか手に入れる手段がないという、数に限りがある物なのでした。
このゲームがかなり面白いのです。
浮き玉なのでロープを通す穴が開いているわけで、投げても打っても野球ボールでは考えられない軌道で飛んでいきます。
おまけに軽いので、投げても打っても戻ってくることもあります。
だから、珍プレー好プレー続出で楽しいのです。
確かなことは忘れてしまいましたが、全国には”浮き玉”のチームが数十チームあったはずです。
1年に数回この近郊で大会があり、甲冑を着たMiちゃんはお手製の幟を立て、果し状を持って敵に戦いを挑んだものです。
どのチームもパフォーマンスに工夫を凝らすけれど、試合は真剣勝負でした。
ホント楽しかったなあ・・・。
今でも大会は開催されているはずです。
それに、私のサーフィンの師匠Hさん率いる”室蘭ほっちゃれ団”は健在じゃないかしら?
懐かしい思い出です。
さてさて、どうしてこんなことを思い出したのかというと・・・。
実はさっき、影むしゃとキャッチボールをしました。
今日は朝から湯里へ出掛けて行ったのですが(まだ荷物があるらしい・・・)、持って帰って来た物の中にグローブとボールがあったのです。
「よし!」と始めたキャッチボールでしたが、私の左手にはそのグローブ。
影むしゃの左手には軍手。
それなのに球技魂に火が付いた私は、ついつい加減することなく投げてしまいました。
すると・・・。
ワンバウンドさせて取ろうとした拍子に、ボールより先に影むしゃが転がって行ってしまいました。
「あ・・・。」
撃沈の珍プレーでした。
「もう止めた。」
と、言われてしまいました。
「え~!」
楽しかったのに・・・。
ひどい私は、コロンと転がった影むしゃを心配せずに笑ってしまいました・・・。
あーあ・・・。
もうキャッチボールは封印かなぁ・・・?
そんな訳で思い出した”浮き玉三角ベースボールチーム 『伊達がむしゃら団』”のお話でした。