■『山ガール』『アウトドア系女子』への道。
昨年、『森ガール』ファッションなるものが女の子達に流行ったらしいと今年になって知りました。 「どんな?」と聞くと、「森」が似合いそうなほんわか癒される感じのファッションなのだそう。(違ったかな?)
ふ~ん。
ファッション業界も手を変え品を変え、上手く女の子達の心を掴むもんだ・・・と、感心することしきり。
ところが『森ガール』ブームは早くも沈静化。
今度は一歩上がって『山ガール』ファッションなるものが一世を風靡しているらしいのですね。
「で、どんな?」と調べたら、昨年11月に発売された日経トレンディーネットに、『山ガール』の定義が載っているそうです。
そこにはこう書かれているらしいです。
山ガールの定義は、「アウトドアブランド、アウトドア系アイテムで固めている女性」。
いわゆる“アウトドア系女子”との大きな違いは、ストリートブランドを中心にしたコーディネートにライト感覚でアウトドア系アイテムを取り入れているところだ。
なるほど・・・、なんだか分ったような分らないような・・・。
そう言えば先日室蘭岳に登った際に、近年山では出会ったことがないようなファッショナブルな女の子のパーティーがいました。
私が下る時にすれ違った彼女たちは、チラ見したところによると皆Pata○○○・Colum○○などのアウトドアブランドのカラフルなジャケット・帽子・を身に着けていたのです。
「あら可愛い♪」そう思ったのですが、後にあれが『山ガール』なのかと認識した訳です。
けれども、日経トレンディーネットの定義によると、あの女の子達は『山ガール』ではなく『アウトドア系女子』ということになります。
むずかしいなあ・・・。
私が山登りを始めた頃は、ツイード素材のニッカポッカが主流で、私も山登り初心者時代のジャージを卒業して、ニッカポッカを手に入れた頃はとても嬉しくて大事に履いていました。
けれどもあれは、どう見ても可愛いというものではなく、到底ファッション雑誌には取り上げられるものではありませんでした。
あれは『山ガール』ならぬ『山おんな』の恰好です。
まあそれはさておき、『山ガール』でも『アウトドア系女子』でも、正直私としては呼び名はどっちでも良いのですが、彼女たちがファッションに気を配り過ぎて、最低限必要な知識や装備なくして山に入るのだけは危ないから止めてね・・・と、母親的目線で見て心配してしまいました。
ただ一つ、彼女たちに女性的目線で是非教えて欲しいことがあるのです。
それは、「登り始めてから下山するまで、その可愛さを保って帰ってくるには何か裏技があるの?」ということ。
だって私なんていつも、一生懸命塗った日焼け止めは滝のように流れる汗ですぐに取れちゃうし、もちろん体も汗でぐっちょり。
取り敢えずそこそこの物を着て、途中こまめに着脱で調整したって、到底ファッショナブルとは程遠い恰好をして降りて来る訳です。
だからそこんところを一つ教えていただけないかと。
ただし、「おばさんには無理よ。」というお答えだけは受け付けかねますので、あらかじめ釘を刺させていただきますね(^_-)-☆