■修学旅行・スキー学習第七弾♪~汗と涙と笑いの二日間
またまた兵庫県は、A高校の女生徒さん9名です。 今シーズンは、兵庫県の高校の担当をさせていただくことがとても多く、担当外の兵庫県勢も合わせて同時にルスツに集まれば、中学の同窓会が何校分も出来てしまうほどです。
でも興味深いことに、同じ兵庫県でもサブタイトル通りに、みんなタイプが違うのです。
ただ共通しているのは、どこの女生徒さん達も、みんな明るくて素直で、おしゃべりが楽しいということ。
なんだか、兵庫に娘がたくさんできた♪
そんな気分です。
そして今回の娘達は、かなりの怖がり屋さん揃いでした。
何度涙を見てしまったことか...。
何度冷や汗を見てしまったことか...。
私って、そんなにスパルタ?
と、少し不安になる一幕もあったりしました。
少し斜度のある所へ連れて行くと、一斉に「怖い!怖い!」を連発するのです。
不思議なもので、そういう時ってその声を聞いて怖くなってしまう...という現象が起こったりします。
その度に、「そんなことないよ~気のせい気のせい!」と、ごまかし(ごめんねー(o^-')b)励ますと、皆ハンベで滑り出すのです。
でも、ちゃーんと降りて来るんだな♪これがっ。
要は気持ちの問題なのです...って、自分の練習の時は私も同じだから、皆の気持ちはよ~く分かるんだけどね…。
さあそれでは、そんな14班のメンバー紹介~♪
T.Tさん。彼女はスキー初体験でした。
初日の初めは苦戦しましたが、皆に励まされながらとても頑張り、プルークボーゲンが出来るようになったのです。
けれども、二日目に足を捻挫した彼女は、悔しさで泣く泣く早退してしまいました。
でも、Tちゃんの明るい頑張りは、しかと見届けたよ。
T.Cさん。Cちゃんは、ブラバンのクラリネット奏者です。
A高校のブラバンは、県内でも優秀なのだそうです。
ニヤッと笑いながらボソッとしゃべる話が、なかなかウケました。
滑りは、低速ながら脚の使い方が上手く、安定した滑りでした。
H.Mさん。Mちゃんもブラバンのパーカッション担当。
叩いている姿は相当格好いいらしい。
でも、スキーではかなりの怖がりやさん。
ちょっと斜度が出てくると、ハンベで小鹿ちゃんのようになってしまうのですが、最終日後半突如変身しました。
安心してみていられる滑りになりましたよ。
H.Hさん。Hちゃん、実は高所恐怖症でした。
初日はそうでもなかったのですが、二日目に一気に噴出しました。
リフトを降りたとたん、涙が止まらず固まってしまったのです。
でも、一緒に声掛けをしながら滑るうちに、だんだん症状が落ち着いてきました。
最後に「少し克服出来たみたい!」と言った彼女は、滑りまでしっかり上手くなっていました。
M.Maiさん。Mちゃんは初日午前中、Hちゃん同様に小鹿ちゃんチックでした。
でも、午後にはいい感じに軽やかな滑りに変わりました。
二日目は欠席してしまったけれど、その後の体調はどうですか?
M.Nさん。Nちゃんは、剣道部主将らしいキリッと系。
剣道をしている人は、足裏感覚が鋭いためか、スキーをしても上手い人が多いのです。
剣道の勢いで「め~~ん!!」と、急斜面を真っ直ぐ滑り飛んで行ったのには、ほんとびっくりしました。
でも、その後はきれいなプルークボーゲンを見せてくれました。
M.Mamiさん。Mちゃんもブラバンで、なんとか(ごめん忘れた...)という金管楽器担当。
14班一番の元気娘で、ムードメーカーです。
ゴンドラの下を眺めていた時、「うさぎの足跡があるよ」と言った私の言葉に、「食べたーい!」と返事が返ってきたのにはタマゲマシタ。
だって、アイドル系の容姿からは、想像できないリアクションだったのですもの。
滑りは、初めから快調でした。
上手にみんなをリードしてくれてありがとね。
M・Aさん。Aちゃんにとっての二日間は、まさしく「汗と涙」にまみれたのではないかしら?
初日の5時間は、Aちゃんにはきっと「辛い時間」でしかなかったはず。
なかなか皆に追いつけないAちゃんは、涙ぐましい努力をしました。
背中に触れたときの、Aちゃんの心臓の鼓動を忘れません。
二日目は班が変わったけれど、休憩所で会った時に、彼女の明るい顔を見て安心しました。
きっと、自分が楽しいと思える滑りが出来るようになったのでしょう。
Y・Cさん。Cちゃんもブラバンのフルート奏者。
そう、14班にはブラバンの生徒さんが4人もいました。
しぐさが、お嬢ちゃま系なせいか、何をしても「可愛い~!」と、声援が掛かっていたのが微笑ましかったよ。
内股チックなのが少し気にはなったけれど、が~んとしっかり開いたプルークスタンスは、とても安定していました。
かなり怖がる割には、とても落ち着いた滑りでしたよ。
以上9名の、汗と涙の二日間が終了しました。
最後の「楽しかった!」と言った、可愛い娘達の爽やかな笑顔に、私は内心ホッとしました。
みんな~!またいつか会える日を楽しみにしているね~♪
今頃は、家でお土産を広げているかな...。