■今年最初のやっちゃいました...(?たぶん最初のはず)
あの日は休みでした。 だいぶ疲れが溜まっていたものの、「まだいける!大丈夫!」と身支度をし、ゲレンデへと繰り出したのです。
不思議なもので、板を着けリフトに乗ると、さっきまで感じていた疲れが吹き飛び、ビシッとシャキッとなるのです。
さて、練習を開始して間もなくのことでした。
リズムを崩し暴走した私は、止まり切れずに転倒してしまいました。
そしてあろうことか、その時に右膝の靭帯を傷めてしまったのです。
あまりの痛さに、今シーズンもこれで終わりかも...と、がっくりうなだれてしまいました。
「まだいける!だいじょうぶ!」...何事も限界に挑戦したがるこの性分。
これも今年は自己改革しないとダメみたい。
幸い怪我は、さほど重症ではなかったので、今シーズンが終わることはなさそうです。
けれども、大事を取って3日間休むことにしたのです。
「こいつは怪我でもさせなきゃ休まない」
と、神様が強硬手段に出たのかもしれません。
お陰様でゆっくりと、「れん」の事務仕事をこなすことができました。
そして今日は、リハビリを兼ねてカルチャーセンターと開拓記念館の庭を、持ち帰ったストックで、ストックワークの練習をしながら、闊歩してきました。
ノルディックウォーキングというのがあるけれど、私の場合は、右手と右足が同時に出て、左手と左足が同時に出るという「難波歩行」。
怪しい手足の動きに、きっと見た人は、「???」だったことでしょう。
だからぁー人気の少ない夕暮れ時を選んだのに、いるいる犬の散歩の方々が...。
不審者と思われて吠えられないかと、少々ビクつきながら、「イチニ!イチニ」と声を出しつつ、私は元気良く歩いていきました。
カルチャーセンターの裏は、以前ランニングをしていたことがあるので慣れていましたが、開拓記念館の木立の中を歩くのは、ほんと久しぶりでした。
子どもが小さかった頃、栗や胡桃やマツボックリを拾って遊んだ以来じゃないかしら?
「あ!拾い忘れられた栗だ!」
「わぁ~でっかいマツボックリ~!」
棒を持っている上に独り言の多い予期せぬ侵入者に、野鳥達も驚き、ただでさえあまり可愛いとはいえない声のヒヨドリが、一斉に警戒音でけたたましく鳴き出し、私は「歓迎されていないのね」と、また独り言を言いながら、サクサクと更に歩いていきました。
そこで出会った銅像二体。
これって前からあった?
伊達邦成さんは分かるけれど、田村なんとかさん?「あなたはだ~れ?」
さらに独り言を追加して、記念にシャッターを押しました。
その後は川べりから、カルチャーセンターの正面出口の前に出てきました。
カルチャーセンターでは、何か催し物があったようで、丁度お客様が出てくるところでした。
「最近は、とんと ここの大ホールに来なくなっちゃったなあ...」と、またもやブツブツ。
そしてなんだか、ヒヨドリの警戒音以外、誰も応えてくれない独り言が、ふいに寂しくなってしまい、辺りも薄暗くなってきたので、帰ることにしました。
怪我のお陰で、普段行かない所をゆっくりと歩くことができたという訳です。
たまにはこんな時間もいいわね。
でも、怪我はもー二度といや~!