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[2007.02.01]
■修学旅行・スキー学習第八弾♪~それ行けハプニング団
またまた兵庫県。 
でも今回は、K高校の久々男子生徒さん8名です。 
K高校は、先日の大雪で千歳発着便が200便程欠航になった時、運悪く巻き込まれてしまうという、まるでハプニング団の序奏のような、修学旅行の幕開けでした。 


2便に分乗して出発した内、1便は千歳に降りられずに函館空港に着陸。 
もう1便は、どこにも降りられずに、秋田上空を旋回した後、関空へ逆戻りしてしまったのです。 
そして、私が今回担当した生徒さん達は、函館空港に着陸し、4時間もバスに揺られてやって来たのでした。 
 
兵庫県では、小中学校でスキー学習をする学校が多く、全く初めてという生徒さんはあまりいません。 
そして、私が担当した5班もスキー経験ありの班でした。 
 
はいレッスン開始。 
まずは緩い斜面をリフトを使わずに登り、生徒さんの脚回りのチェックをします。 
けれども…あれ?…滑れない…止まれない…。 
こりゃまずい…。 
そこからは、全員が止まれるようになるまで練習、そして全員OKが出たところで、リフトへGO! 
 
「さあ あちらのリフトに乗りますので、皆で移動しましょう!」 
と、私は生徒さん達を誘導し、リフト乗り場に着きました。 
1・2・3...人数を数えると、「えっ!一人足りない!」 
 
ふと、隣のリフト乗り場に目を移したとき、「えっ!あっ!ダメー!乗らないでー!」...。 
大きな声で叫んだのですが、なんとその生徒さんは、頂上近くまで行ってしまうリフトに、誤って一人で乗ってしまったのです。 
 
心臓ドキドキ、冷や汗だらだら、とにかく落ち着かなきゃ…と、リフト係の方に、「その生徒さんを降り場で待たせてください」と伝え、私たちは別ルートで追いかけました。 
 
やっと止まれるようになったばかりの皆を、あんな所から降ろすことが出来るかしら…、いや大丈夫!止まれるのだからなんとかなる…、いや絶対なにがなんでも安全に降ろす! 
私は色々な手立てを考えて、「よしっ!」と覚悟を決めました。 
 
さて、この時の主人公はNo77のA君です。 
もっちろん、全員無事に下まで降りてきました。 
そのA君は、二日目には他の班に異動しましたが、ゲレンデで会った時、とても上手になっていました。 
あの時はびっくりしたね。 
 
そして二日目、今日は少し奥のコースに滑りに行こう!と、ゴンドラに乗って移動を開始しました。 
すると、見る見る顔色が変わって来た生徒さんがいたのです。 
乗り物にはめっぽう弱いらしく、何かに乗らなければいけないときは、必ず酔い止めを飲むそうなのですが、ゴンドラは想定外だったようでした。 
 
連絡ゴンドラでは持ち堪えたテニス部No80のI君でしたが、次のイゾラゴンドラから降りたとたん、可哀相にもどしてしまいました。 
さてそのI君、二日目午前中までは滑りも少々弱々しかったのですが、午後には逞しい滑りに脱皮しました。 
脱皮したのは滑りだけではありません。乗り物酔いの方も、ちょっとしたハプニングをきっかけに、少し脱皮しました。 
 
さて、そのハプニングですが…。 
そろそろwest側ゲレンデに戻ろうと、レストランの前にスキー板を立て、トイレ休憩を取り、連絡ゴンドラで元のゲレンデに戻った時のことです。 
 
No83のY君の「あ!違う板を持って来ちゃった!」という声に驚き、板を見たら別の班の生徒さんの名前が...。 
「大変!戻しに行かなきゃ!」 
結局、連絡ゴンドラに二往復乗り、ついでにWESTゴンドラに乗って、いつのまにかI君は慣れてしまったのです。 
 
そしてサッカー部のY君。スキーはとっても上手。 
一つアドバイスする度にメキメキと上達し、通常の修学旅行なら上級班に入れるくらいになりました。 
 
...とこんな調子でレッスンは進み、なんとか無事に二日間が終了しました。 
 
それでは、他のメンバーも紹介しますね♪ 
 
No78のA君。A君はテニス部でスポーツ万能。 
けれども、始めのうちはスキーとの相性が悪く、なかなか思うように、板を操作することができませんでした。 
二日目は班が変わりましたが、すれ違ったときとても上手になっていました。 
 
No79のI君。一日目はかなり危なげな滑りでしたが、二日目には、安定したプルークボーゲンができるようになりました。 
大きな目で、しっかりと私を見ながら話を聞く姿勢が印象的でした。 
 
No81のO君。O君はバスケット部です。 
バスケット部の生徒さんに共通する、良くない体の使い方で、「内股で上体が折れる」という姿勢があります。 
まさにディフェンススタイル。 
これの矯正には、だいぶ時間が掛かりましたが、二日目に他の班に異動した彼は、見違えるほど上手になっていました。 
 
No82の北上君。彼もまた中学の頃にバスケ部でした。 
だから、O君同様のスタイルで滑っていたのですが、二日目後半に劇的な変身をしました。 
Y君のすぐ後ろを滑るうち、そっくりな滑り方に変わり、パラレルできれいに滑れるようになったのです。 
 
No84のK君。K君は元サッカー部です。 
サッカー部の生徒さんは、大概スキーが上手です。 
ボールを運ぶ時の左右の脚を、常に色々な方向に動かしているからなのでしょう。 
K君は、「ほんとに小学校の頃にしたきりなの?」 
と疑って聞いてしまうほどに、最初からとても上手でした。 
結構急な斜面でも、なんてことなくシュンシュンと滑っていました。 
 
出だしからつまづいた我が5班でしたが、やる気はばっちりあったので、休憩時間もかなり削り、めいっぱい滑りました。 
 
「色々なハプニングに見舞われたけれど、それも思い出の一つとして持ち帰ってね。」 
私はそう言ってお別れをしました。 
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プロフィール
Rietty
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☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
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