■二時間走。そして出会い。
昨日は北海道マラソンでしたね。 例年になく暑い日で、厳しい大会だったことと思います。
女子の部初優勝の原裕美子選手は、2時間34分12秒の記録。
素晴らしい!
私達は同じ昨日、二時間走って約半分の距離でした。
朝9時に家をスタートしてR37号線を西へ走りだしました。
昨年ハーフマラソンは経験したものの、フルマラソンは未知の世界。
どんなペースで走れば良いのか全く分りません。
ついついペースが上がってしまうのを抑えながら走るというのが意外に難しいのです。
「出来るだけ心拍数を上げないように。一定の心拍数を保てるように。」
自分の呼吸が「楽」かどうかを目安に走ります。
しばらくは緩い下り坂。
いよいよ館山への坂へ差し掛かりました。
呼吸に気を付けながら走ると、案外楽に峠に着きました。
そこからの下りは膝への負担が気になります。
長和の平地を走り、再び登り坂。
若生の坂です。
この坂は効きました。
車で走るのとは距離感も斜度感も違います。
心拍数が上がります。
少しペースを落とすと、体の重みを余計に感じました。
ようやく峠。
そして下り。
アップダウンを繰り返すのは結構キツイのですが、平地を延々と走るよりも、体の負担は大きくなるけれど気持ちは少し楽な気がします。
この後の緩い坂を登って下り、有珠のメロン街道が見えてきました。
藤井農園さんを過ぎ、原農園さんとの中間地点付近で1時間が経ちました。
折り返しです。
この辺りですでに痛めている右膝周りがこわばり始めていました。
この4~5倍は走らなければいけないというのに・・・。
こんなんで完走できるのかな?
そんな不安を感じずにはいられません。
と、そんなことを思った瞬間に呼吸が乱れました。
つくづくスポーツはメンタルに左右されるなぁ・・・と実感。
気を取り直して今来た道を戻りました。
股関節回りの痛みも若干出てきました。
そしてまた不安。
足の振り出し方や着地の仕方を色々変えながら進みます。
伊達道の駅に差し掛かると、見覚えのある幟が見えました。
新聞やブログで拝見していた方のリヤカーです。
熊本から、リヤカーを曳いて全国のごみを拾いながら旅をしている上村さんの所有の物です。
詳しくは「こちら」
とても立派な行為に頭が下がります。
伊達の町を綺麗にしてくださって本当にありがとうございます。
上のサイトの中の上村さんのブログをを見ると分りますが、もの凄く単純な発想で当たり前にやっている彼を知ると、なんだか自分が恥ずかしくなりました。
少し言葉を交わしましたが、何もお手伝いせず続きを走ってしまいました。
今頃は室蘭でごみを拾ってくださっていることと思います。
重ね重ねありがとうございます。
さて、弄月のセイコマの前で時計を見ると丁度2時間。
呼吸の乱れはありませんでしたが、脚が付け根からカクカクしました。
大会まであと1ヵ月と少し。
まだまだ走り込みが足りません。
1週間に40 km以上走ることを目標に練習を続けたいと思います。