伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:1] [762] rss feed
[2007.02.13]
■「れん」のギャラリーをちょっとご紹介しますね。<その2>
店内の壁をを飾る物をご紹介するシリーズの<その2>です。 
 
高価な物は何もないのですが、どれも思い入れのあるものばかりです。 


~「SEIKOSYA」の振り子時計です。 
「精工舎」はたしか、服部時計店(現 セイコー株式会社)の製造部門として出来た会社のはずです。 
これは、東京の下北沢のアンティークショップで、一目惚れして買い求めました。 
ただし、私はコレクターではないので、あくまでもパッと見。 
壁の高い所に掛かっていたのを、手にも取らずに「あれください♪」と言って買ってきたのです。 
家に帰ってよく見たら、振り子ののぞき窓に、字を消した跡がありました。 
どうやら、どなたかの結婚式の記念に作ったもののようです。 
でも、「れん」でも壁の高い所に掛けたので、「跡」は全く見えません(笑)。 
だから気にしなーい。 
 
使い方も良く分からずネジを巻き過ぎて、ぜんまいを切っってしまったので、振り子がならなくなってしまいました。 
 
 
 
 
~二枚の写真と絵葉書を組み合わせた壁掛けです。 
「れん」のトイレに飾ってあります。 
左上は、昭和30年頃の銀座の写真です。 
車を見れば、その古さが分かりますよね。 
車に詳しい方なら、きっと車名も分かるはず。 
写っている店は「富士真珠」。 
当時、父が勤めていた会社です。 
現在は銀座店はなくなり、赤坂のホテルオークラにのみ、店舗を構えているようです。 
 
父が亡くなったとき、神楽坂のお寺で葬儀をするために、父のお骨を抱えて飛行機に乗って行ったのですが、母はお寺に向う前に、この「富士真珠」に立ち寄り、父を送るための真珠のネックレスを買いました。 
 
その下の写真は、ほとんど気付く方はいらっしゃいませんが、実は若き日の父です。 
田宮次郎(古っ)似の結構なイケメンですよ(笑) 
なにやら難しい顔をしていますが、父の得意な表情でした。 
 
そしてそのとなりは、ご存知「竹久夢二」の絵葉書です。 
夢二の絵はとても好きなのですが、彼の絵に出てくる和服の女性は、父方の祖母に良く似ているのです。 
だからなんとなく、父の側に置いてみました。 
 
 
 
 
~これも竹久夢二の作品です。 
私が大好きな椿の木の周りを手を繋いで遊ぶ子供たち。 
私が小さかった時、近所のお兄ちゃん・お姉ちゃん・年下の子達と大勢で、誰が誘うことなく総勢10人位の子供たちが原っぱに集まり、鬼ごっこ・かけっこ・かくれんぼ・缶けり・花いちもんめ・かごめかごめetc.ありったけの団体遊びを皆でして遊びました。 
一番好きだったのは「缶けり」。 
あまり好きじゃなかったのは、「かくれんぼ」。 
隠れている時の、ワクワクドキドキの内は良いのですが、なかなか見つけてもらえない時は、とても不安な気持でした。 
大概はからかわれて、わざと見つけてくれないのです。 
だから好きではありませんでした。 
 
その原っぱには、大きな桃の木がありました。 
だいぶ老木でしたが、一本の木の半分は白い花、片方はピンクの花が、それは見事に咲く木でした。 
この絵を見ると、その桃の木と、先日のブログで紹介した椿の木を思い出します。 
 
さてこの絵、夢二にとっても「椿」はとても身近なものだったようで、故郷を象徴する物だったようです。 
そんな想いを込めた絵だから、私も惹かれたのかもしれません。 
 
 
 
 
~このポスターは、フランスのお菓子メーカー「デレスポールーアヴェス」のチョコレートドリンクの広告を復刻したものです。 
たくさんの商業広告を手がけたデザイナーのAnonyme(アノニム)の作品です。 
 
「れん」オープン前に、ネットであれこれと迷った挙句、選んだポスターです。 
子供達の表情がとても可愛いのです。 
 
だから、駄菓子ルームの天井に貼ってあります。 
 
 
 
 
以上4点、「れん」の雰囲気作りに一役買っているものたちです。 
ご来店の際には、なんとなくチェックしてみてくださいね♪ 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
メール:
URL:
*コメント:
プロフィール
Rietty
Rietty
☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
ブログ検索