■テレマークって楽しいな♪
一昨日から三日間、ルスツの仕事を休みました。 もうすぐ3月だというのに、確定申告の準備ができていなくて、こりゃあまずい!というわけで、27日は丸一日、28日と今日は午前中ずっと、帳簿とにらめっこをしていました。
でも、部屋に篭り切りは体に悪い!し...、作業能率も悪い!し...、練習しないと下手になる!し...と、尤もらしい理由を探して、昨日と今日の午後は、やっぱりゲレンデに繰り出しました。
昨日は、ニセコにテレマークレッスンを受けに行って来ました。
講師は、ニセコテレマークスキースクールの江川先生。
12月の講習の時にもお世話になった先生です。
熱血漢なのでちょっと怖い時もありますが、ほんとはとても優しくて、丁寧で熱いレッスンをしてくださる先生です。
約二か月振りだった昨日のニセコは、寒の戻りでとても寒かったのですが、なんせテレマークは運動量が多いので、さほど寒さも感じませんでした。
いつもはレッスンをする側ですが、立場が逆になると、いろいろと学ぶことも多く、双方の気持ちも理解できて勉強になります。
さらに、欠点を直すための引き出しを多く持っていて、受講者にあったバリエーションで、的確に矯正してあげられるということは、優れた指導者になるための、最も重要な条件なのだということを、今回の受講で再認識しました。
私もそんな指導者になれるように努力しないと...。
そして今日の午後は、ルスツで昨日のおさらいをしました。
江川先生に教えていただいたことを、ブツブツと唱えながら練習をしていたのです。
自分の滑る姿を見ることができないというのは、練習をする上でとても不便です。
何回も滑っているうちに、「できているのだろうか・・・?」と、だんだん不安になってくるのです。
そんな時、滑りをビデオ撮影してもらうのは、とても有効です。
現実を見せ付けられて、かなり凹むのですが、現実を認めることから始めないと。
昨日もビデオを見て愕然...だった訳です...。
さて、何度目かのリフトをまた1人で乗ろうとした時、誰かがスッと後ろから乗ってきました。
それは先ほどゲレンデで見かけた、とても目立ついでたちをしたおじ様でした。
その方は、テンガロンハットを被り、あまり見たことがないウェアを着て、ちょいわる系の髭を生やしていました。
彼は、リフトに乗るや否や、私のテレマークの板を見て話しかけてきました。
「いつもテレマーク専門ですか?」
「いや~上手いですね~。地元の方ですか?」
「私も昔一度乗ったことがあるんですよ」
「いいですね~。随分と最近のはビンディングもブーツもしっかりしているんですねー。」
「いやー、ルスツにテレマーカーがいるとは思わなかった。新潟の赤倉辺りには結構居るんですよ」
「あれですか?この辺のいいオフピステなんかもたくさん知っているんでしょ?」
「やっぱり、それでパウダーを滑ったら楽しいんでしょうねー」
「ここではテレマークの板をレンタルしてくれますかね?」
リフトを降りるまでの間、彼の質問は矢継ぎ早に続き、私はその質問に答えながら、「どこからいらしたんですか?」と、こちらからは一つだけ質問をしました。
「名古屋です。野郎ばかりで来たんですよ。」
...どおりで...既に大分引っかけてきているご様子。
フード付きリフトの中にはアルコールの匂いが立ち込めていました。
あのおじ様は、あの後テレマークの板を借りたのかしら?
私の滑りを見て、自分もやってみたいと思ってくれたのなら、ちょっと嬉しいな♪
でも、飲んで滑っちゃ危ないよー!
明日、また会ったら忠告しておこうっと♪
明日からまた、修学旅行が始まりまーす。