■パウパウパウ~♪
先日、またテレマークのレッスンを受けに、ニセコへ行って来ました。 この日は、今シーズン一番の雪が降った後なので、どこを滑っても、山は極上のパウダースノー♪
先ずはいつものように、一通りのレッスンを受けて、自分の滑りの直すべき箇所を再確認しました。
一度、癖として定着してしまうと、それを直すのは容易なことではありません。
自分では気を付けているつもりが、見る人が見ると「全然なってない!」となることが、しばしばあるのです。
ですから、何度もダメ出しをもらいながら、ようやくOKをもらって、私たちは、次の練習のために一番上のゲレンデへと場所を変えました。
先生は、いつもニセコをホームゲレンデに、日々レッスンをしているので、あちこちで色々な方と挨拶を交わしていました。
さて、その一番上のゲレンデに降り立った時、先生はまた一人のスノーボーダーと挨拶を交わしました。
すると、そのボーダーが言いました。
「今日は、あっちの奥が最高っすよー!」
「ホントっ!?」
その短い会話の後、先生はゲートを抜け、区域外の奥へ奥へと、どんどんトラバースを始めたのです。
「え?ここで滑るんじゃなかったの?」
私は訳が分からず、自分の右側に5~60度はあろうかと思われる壁に、「ここで滑落したら一貫の終わりね…」と、ドキドキしながら、ひたすら後ろを付いて行ったのです。
そしてたどり着いたのは、アンヌプリの北東斜面でした。
もちろんコース外。
そこには、胸ほどに積もったパウパウの深雪がどっさりとありました。
2時は回っていたので、さすがにノートラックではありませんでしたが、それほど人は入っていない様子。
にわかに目の色が変わった先生は、「じゃあここを滑りましょう!」と言うや否や「ヒャッホー!」と滑出してしまいました。
私は意外な展開に心はワクワクしていても、「ヒャッホー!」まではテンションを上げられず、とりあえずゆっくりゆっくり滑り出しました。
「うわぁ~!フワフワっ!」短く一本目を滑り降りた後は、もう楽しくて気持ち良くて、さっきまでの恐怖感は、どこかへ消えていました。
何度か転びはしたものの、それは羽毛に体をうずめるような感触で、とても気持ちいいのですが、ストックがどんどん潜ってしまうので、立つのが容易ではありませんでした。
そんなこんなで、先生の後ろを必死でついて行き、約一時間のツアーを終えました。
なんでも、今シーズン一番の状態だったようで、その最高な雪に、先生もかなりご満悦で、とても感激している様子でした。
もちろん私も、思わぬ体験に大満足♪
下まで降りて着いた所は、花園の下にあるロッジでした。
私たちは、そこで20分程の休憩をとり、再び、トラバース前に滑る予定だった、一番上のゲレンデへと戻りました。
そしてまたレッスンが再開されたのです。
今回も熱い半日を過ごし、更に温泉で体を温めて帰ってきました。
とっても充実した一日でした。
やっぱり山は楽しいわ~(*^_^*)
パウパウ最高!