■今シーズン、最後のレッスンが終わりました。
このたびの東日本大地震における犠牲者の方には、心よりお悔やみを申し上げます。 また被災された皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。
あの日、震災が起きた時から、驚愕と恐怖とで混乱する頭と心で思い悩みながら、微力ですが『今、私にできること』をしていました。
被災された方々はもちろんのこと、日本を初め世界中の人々が、それぞれの立場で『今できること』を頑張っています。
私にできることは、その結集された大きな力の内の、小さな小さな砂粒程のものだけれど、『想い』は一つと信じています。
今、『愛』と『感謝』に満ちている人々の心が、このままずっと保ち続いていきますように…。
そして、これ以上被害が大きくなりませんように…。
一日も早く、復興されることを願って止みません。
さて昨日、ルスツスキー場での最後のレッスンが終わりました。
最終日に受け持ったのは初心者の小学生3人。
初めてスキーをする子供にとって、昨日の雪は少し酷でした。
圧雪された後に降った15cm程の重たくべたつく雪は、ただでさえ上手く動けない子供には難しすぎました。
おまけに降り止まず視界も悪い。
こういう厳しい環境におかれた時、明るく前向きに頑張れるかどうかが上達度を大きく左右します。
辛い状況の中においても楽しみを見出し、モチベーションを高めようとする逞しい心が上達を早めるようです。
それは運動能力とは別物です。
並列で語ってはいけないのかもしれませんが、震災で被災された方々と重ね合わせてしまいました。
苦境を乗り越える力は、その先に待っている時間を明るく前向きに信じることから生まれるような気がします。
そんなことを、今シーズンも多くの子供たちに教えられました。
そして、被災地の映像からもたくさんのことを教えていただきました。
ありがとうございました。
私も『生』あることに改めて感謝し、スポ根世代らしい『努力と根性』で、明るい未来のために頑張り続けたいと思います。