■巻き戻しのメモリー ~その1 第36回道民札幌市民歩くスキーの集い。
昨日blogを書き終え、約5ヶ月ぶりに伊達の街を走って驚きました。 私は、『うらしま花子』です。
ずっと雪山にいたので、ニセコに蕗の薹が出始めたのは知ってたけれど、伊達にクロッカスやチューリップや水仙が咲いているとは知りませんでした。
道端を良く見れば、たんぽぽも、ホトケノザも、オオイヌフグリも咲いている。
ここはすっかり春だったのですね。
さて、ここでひと月ほど時計を巻き戻させてください。
3月13日、”第36回道民札幌市民歩くスキーの集い”16kmの部に参加してきました。
あの日の二日後でした。
開会式での主催者のお話によると、「大震災が起き、中止の案もあったが、電話が繋がりにくい状態で申込者全員に連絡をするのは無理だった。」ということでした。
それでも、申込者の1/3は会場に来ることはなく、参加者の少ないとてもこじんまりとした大会となりました。
バンダナで日焼け防止の覆面。
本格的ないでたちの方が多い中、かなり浮いた身なりでした^_^;
「無謀」は得意技ですが、今回は練習1回のみの超無謀参加。
予想通り、苦しい戦い(自分との)でした。
何度、「棄権したい…」と思ったことか(:_;)
でも、辛い登りのあとに来る楽しい下り。
これが無ければきっとダメでした。
そして意地のゴール。
私の後ろに二人。
なんとかビリは免れました(^^ゞ
ヘロヘロになってゴールをすれば、待っていたのは美味しい豚汁。
作り手の心を感じる味は、完走した安堵感を倍増させてくれました。
「こういう時に集まってくれた皆さんへ心を込めて。」という気持ちが伝わる温かい味でした。
胸に渦巻く複雑な思いの中でも、嬉しくて涙が出そうで、美味しくて涙が出そうでした。
朝早くから野菜や肉を刻み、心まで温まる美味しい豚汁を作ってくださった皆様、どうもありがとうございました。
そして、大会運営に当たられた皆様、走らせてくださってどうもありがとうございました。
参加を迷いましたが、思い切って行って良かった。
そう思えた大会でした。