■レトロなカップ&ソーサー 四客目のご紹介
これは、ほんとは紹介したいようなしたくないような、ちょっと複雑な心境のカップ&ソーサーです。 だってこれを紹介すると、親大ばか丸出しになっちゃうから。
ま、呆れながら読んでいただければ...。
実はこれは、東京の大学に通う息子が、私の誕生日に贈ってくれたものなのです。
普段、メールをしても10回に1回も返事のくれない息子が、目黒のアンティークショップで見つけて買ってくれました。
目黒界隈は、アンティークショップがたくさんあるらしいのです。
「れん」のカップが、どういうものを使っているかをちゃんと分かって選んでくれたこと、息子らしい絵柄の選択で同時に私の好みでもあるということ、これを探すために恐らく何軒も探してくれたのであろうということ、そして多分、探している間は母のことを想っていてくれたのだろうということ...。
そんなことを想うと、とてもとても嬉しくて、私だけのものにしておきたくて、店で使わず部屋に大事にしまっておこうかしら...とも考えました。
でもね...、それじゃあ息子が喜ばないでしょ?
だから店のカップボードに並べて、お客様に珈琲を飲んでいただいているのです。
親って、子供からのちょっとした心遣いに、コロッといっちゃうんですよね。
私は世界一幸せな母親だわ!...なんて。
ということで、このカップ&ソーサーを見る度に、息子を想うわけです。
彼は彼らしく、大学生活を満喫していることでしょう。
小さい頃から続けている、アルペンスキー競技(SG・GS・SL)でも、今シーズンはなかなかの成績を収めたらしいし。
検定に落ちた母とは大違い(^^;)
いつの間にか親を超えて(とっくにか...)、逞しくなったのね...と、嬉しかったり寂しかったり...やっぱり嬉しいですね。
あ!いけないいけない、感傷的になっている場合じゃなくて、「レトロなカップのご紹介」がタイトルでした。
「れん」のカップの全てそうなのですが、昭和30~40年代の物は、高台がなく上に向って口の広がっている物がほとんどです。
当時、あまり珈琲は飲まれていなかったのか、珈琲カップというよりは、ティーカップの用途として作られていたようです。
でも「れん」では、あまり広いもの以外は珈琲用に使っています。
これらのカップをご覧になった、私と同世代以上のお客様は、「こんな感じのが、実家にあるある!」とおっしゃいます。
あの頃は、ごく普通に一般家庭で使われていた物なのですが、アンティークショップで見つけるのは、結構大変なのです。
もっと年代の古い、オールドノリタケとかスージークーパーとか、素敵だけれどとっても手が出ないような物は、割と売られているんですけれどね。
そんなの使ったら、緊張しちゃって仕事できないし。
というか買えないし(笑)
「れん」のカップボードには、たくさんの物語を持ったカップ達が並んでいます。
また、折を見てご紹介させていただきますね。
あ~\(^0^)/
もうすぐ春だし、そろそろ新しいカップ&ソーサーでも探しに行きたいな♪