■週4回出会える大好きな風景は...
週4回の早朝、私はある所へ行くのが日課になっています(どこかは内緒♪)。 そこは、大好きな海と大好きな線路が見える場所です。
海は、私に穏やかな心を与えてくれます。
それはきっと、小さな島で生まれた私に、波の音や潮の香り海の水が刷り込まれているからでしょう。
べた凪であっても荒れた海であっても、海を見ると、とてもホッとした気持ちになるのです。
だから子供の頃から、嬉しいことや悲しいことがあると、よく海を見に行っていました。
そうそう、海に沈む夕日に向って「ばかやろう~!」と叫んだ、若き日の森田健作さんの気持ちがよ~く分かりましたもの(笑)。
今では、登山だスキーだと山にばかり通っていますが、根を支えているのはやっぱり海だなあ...と、海を見る度思うのです。
もしいつか骨になる日が来たら、その半分は瀬戸内海に散骨して欲しいと、実は本気で思ったりもしています。
ん?ダメなのかな?そんなことしたりしちゃ...。
そして、線路。
いつかも鉄道好きの話を書きましたが、私がその場所へ行く丁度その時間に、あこがれの3種類の寝台特急が次々と通過するのです。
一つは、寝台特急トワイライトエクスプレス。
平成元年にデビューした深緑色をしたその列車は、個室を主体に編成されている贅沢な造りなのだそうです。
レストランでは本格フランス料理を楽しめ、サロンカーの車窓は、日本海に向けて広く設けられているとか。
JR京都線大阪駅を正午に出発し、日本海沿いを優雅に走った列車は、翌朝9時ごろ札幌に到着します。
約22時間の優雅な旅を、動くホテル感覚で楽しめるらしいのです。
もちろん、上りもあります。
いいなあ...乗りたいなあ...。
トワイライトエクスプレスの客車が流れて行くのを見ていると、サロンカーで日本海を眺めながら、福井辺りで「もうすぐ京都ね。」と独り言を言っている私が見えたような気がしてしまいます。
もう一つは、寝台特急カシオペア。
上野~札幌間を結びます。
オール2階建ての車両で、3種類の中では一番新しい列車です。
列車の外装は、イマイチ夢がない気がするのですが、中はかなりの豪華版らしいです。
トワイライトエクスプレスが個室主体なら、こちらはペア主体。
一人で乗っても二人分取られてしまうんですって。
料金設定は、3種類のなかで一番の高値。
新しいだけあって、設備もだいぶ充実しているそうです。
実は八重ちゃんも、今一番乗りたい列車。
この列車の客車の流れを見ていると、レストランで八重ちゃんと二人、充実した朝食を食べている姿が見えたような気がしてしまいます。
最後は、北斗星1号。
唯一、これだけは乗ったことがあります。
これも上野~札幌間を結びます。
料金設定は、一番リーズナブル。
列車の外装も、昔のブルートレインを思い起こさせるデザインで、郷愁を誘います。
北斗星1号は、伊達紋別から立ち席自由席として、乗車することができるのをご存知ですか?
B寝台の下段が、座席として開放されるのです。
私も数度、利用したことがありますが、札幌までの1時間半、ちょっとした旅行気分に浸れます。
この列車の客車の流れを見ていると、北斗星2号に乗って上野に降り立ち、娘とカフェ巡りをして、息子と骨董市巡りをしている私が見えたような気がしてしまいます。
う~ん...ここまで来ると、ちょっと病気?(笑)
海と線路と列車を眺めながらの、私の妄想タイム。
結構大切な時間です。
しばしボ~ッとしたら、『よーし!今日も「れん」でがんばろう!』と、自分に気合を入れ直すのです。
今朝もそんな感じの、一日の始まりでした。