■初体験!3時間半の不安。
先週のブログに書いていたイベント。 それは、八重ちゃんの生涯二度目の飛行機搭乗、しかも一時間半を越える搭乗は初体験で、沖縄旅行へ行くという企画でした。
な~んだ...って感じ?
いえいえ、八重ちゃんにとっては勇気を振り絞る企画だったのです。
だって、耳抜きが出来ないんですもの...。
前回の飛行機搭乗は6年前、父の葬儀の時でした。
その時にひどい耳痛と頭痛を経験し、「もう二度と乗りたくない」と言っていた母が、突然の「沖縄へ行こう!」宣言。
「え?だって、沖縄へはJRで行けないのよ。」と言う私に、「そんなこと分かってる。大丈夫よ。」と母。
「...ほんと?...じゃあ...。」と言うことで、母以上に心配な気持ちを抱えての旅立ちだったのです。
平年だと8日頃には梅雨入りをする沖縄。
だからこのツアーは、往復直行便・南部観光付き3泊4日で、約57000円という格安ツアーでした。
雨を覚悟の上で申し込んだのですが…、八重ちゃんは「晴れ女」でしょー、私は「行い良好」でしょー(まあまあ)、って訳で四日間一滴の雨にも降られずに過ごすことが出来たのです。
そこで、沖縄旅行のご報告をしまーす♪
はい初日。
朝七時に家を出発。
病み上がりの上、いつも7時起きの八重ちゃんは、眠い目をこすりながら、ふらふらと車に乗り込みました。
まだ半分寝ているような状態の八重ちゃん。
そんな様子に、スタートから不安な私。
室蘭から高速バスに乗り、千歳空港に着いたのは9:30でした。
でも、搭乗する飛行機は11:10発。
旅行は、こういう乗り物の乗り継ぎを、いかに上手くするかで疲労の度合いが変わって来ますが、この約二時間待ちは、後にだいぶこたえる結果となってしまいました。
乗ったら寝るだけ、起きたら東京。
そんな北斗星がお気に入りの、八重ちゃんの気持ちが良く分かります。
ロビーで待っている間にも、大分疲れが出てきているみたい。
顔をみれば分かりますが、明るい母は、それを見せまいと「ぜーんぜん平気!」を装っている...、そんな姿が余計に心配なのにね。
そうそうこの時、千歳空港でサプライズがありました。
なんと、偶然同じ日に長野へ向かうことになった、テレマークのE先生に会えたのです。
一か月半振りに会った先生の顔は、いまだ日焼けが消えぬ私が安心するほどの黒さでした。
ほんの10分ほどの立ち話でしたが、なんでも、テレマークのDVDを作るための撮影会とかで、長野県の栂池へ行くとのことでした。
私たちは、夏の沖縄へ。
先生は冬の栂池へ。
なーんだ、日本も案外広いんじゃない。
さあ、いよいよ飛行機に乗り込み、沖縄到着は14:30。
「めんそーれ!」、ここから、北海道とは明らかに違う沖縄の文化に驚かされる出来事が、次々と起こりますが、それは追々。
気温は思ったほど暑くは無く、空は気持ちよく晴れていました。
でも案の定飛行機に撃沈の母は、かなりテンションが落ちています。
それなのに、やっぱり「大丈夫」を演技して元気な素振りをしていました。
そんなにムリすると、後が続かないのに...。
私は益々心配。
そしてまたもや、ホテル行きのリムジンバスを一時間半待ち。
ただ座っているのも疲れるので、仕方なく重い荷物を引きずりながら、空港の土産物屋をウロウロした後、予定通りの時間にバスに乗り込みました。
沖縄は日の入りが遅いため、R58号線を走っていた間は、海岸線の景色やサトウキビ畑・紫芋畑・ハイビスカスの生垣・大きくて立派なお墓・赤い瓦屋根・北海道とは違う木がうっそうと茂る森・返還前からの店の横文字の看板etc...の車窓風景を十分に楽しむことが出来ました。
ようやく、恩納村のホテルに到着したのは七時近く。
家を出発してから12時間、ほとんど座りっぱなしの一日となってしまいました。
さすがの母も、ホテルの部屋に入るなりベッドに倒れ込んでしまいました。
座ってばかりだったので、腰痛と足の浮腫みが出てきてしまったのです。
母の計画では、豪華ディナーをゆっくりいただきたい!ということだったのですが、ホテルに着いた途端疲れがドッと出てきた私達は、もうそんな気も失せてしまいました。
そこで...「そうだ!」と、下の売店でおかずになるようなつまみと、デザート用のケーキを買い込んで部屋に戻り、備えられたお茶を入れ、機内食で出されたおにぎり二個をテーブルに並べ、「まあいいよね♪」「いただきまーす!」と、立派な(?)豪華ディナーをいただいたのです。
要は気分の問題だもの。
美味しかったですよっ♪
ふう...なんとか3時間半を乗り越えた母の、長い長~い初日が終わりました。
「明日、起きられるのかなあ...?」
そんな心配を抱えながらも、私はあっという間に爆睡してしまいました。
さて、明日は二日目でーすV(^^)V