■睡魔とカーナビと女三人の戦い。
はい、昨日の続きでーす♪ 目的地は「ちゅら海水族館」と「おんなの駅」と「許田の道の駅」と決まり、○珍三人組は更に北上を続けました。
後ろの席で娘が爆睡してしまったので、眠気が襲ってきた私としては、八重ちゃんに寝られてしまっては、もう後のことはどうなっても知りませーん。
でも身の危険を察知した八重ちゃんは、なんの脈絡もないような話を突然しては、「はい?」とか「へっ?」とか「うそっ!」という風に、私が驚いて眠気を覚ますような作戦に出ました。(←う~ん、「素」かな…?)
それでも負けない、強力な睡魔に打ち勝つために、さっき買い込んだ”おやつ”や飲み物を食べたり飲んだりしながら、やっとこさっとこで「おんなの駅」に到着しました。
ここは道の駅のような施設で、外観はちょっと冴えない(ごめんなさい)感じがするのですが、入ってみるとホント楽しい!
http://onna.or.tv/
どんなところかちょっと紹介しますね。
1.農産物直売所(なかくい市場)
例えば、なーべら(ヘチマ)・ゴーヤ・青パパイヤ・島にんにく・島らっきょ・紅芋・田芋といった島野菜が所狭しと並んでいます。
それから南国フルーツのパパイヤ・マンゴ・アップルマンゴ・島バナナ・パインアップル・スナックパイン・パッションフルーツ・カニステル・マンゴスチン・アテモヤなど、とっても豊富にフルーツの種類を取り揃えています。
お値段も観光フルーツ園の半値以下で手に入るから、ここで買うのが絶対お薦め。
私も色々買い込んで、宅配をしてもらったのですが、店の方達もとても親切でした。
本当は、紅芋も送って「れん」のケーキセット用に、「紅芋タルト」を作る予定だったのですが、紅芋は本土への持ち出しが禁止されているそうなのです。
なんでも、紅芋にしかいない虫がいるらしく...。
とっても残念でした。
2.水産物直売所
入るとまず、海老やホタテなどのウ二焼き(←これでもかというほどウニが盛り付けてある!)が目に飛び込んできます。
正面には、産直の魚介類を使った出来立てのお惣菜が並んでいます。
どれもみな目の前で作っていて、とってもいい匂い♪
沖縄では魚を塩焼きで食べる習慣があまりないようで、焼き魚は丸ごとの「バター焼き」になっていました。
全部美味しそうでしたが、八重ちゃんが「まぐろのニンニク揚げ」と「海草入りのてんぷら(さつま揚げ)」を買いました。
それに加え、娘が買ったイカの燻製(沖縄のイカはとっても分厚い!)、私が買ったカニステル(洋ナシのような形、マンゴのような色をしていて、味は甘い南瓜とパパイヤを足したような味でした。)を並べ、さんぴん茶(ジャスミンティー)を飲みながら、無料休憩所でまたもやパクパク♪
何度も書くけれど、ホント素材そのものの味が美味しい!
3.特産物販売所
とにかく沖縄の色々なものが揃っています。
4.レンタルBOX
地元の手作り愛好家が、50CM四方ほどのボックスで作品を販売しています。
5.テナント
パン屋(あっという間に売れるらしい)・パーラー(地の特産物を使ったこだわりの店)・そば(沖縄そば)処・サーターアンダーギー専門店・泡盛処など、どの店も”いい加減な売店”って感じではなく、お客様を迎える姿勢もとても温かかったです。
~という感じです。
沖縄旅行を計画中の方には、是非とも行程に組み込んで欲しいところでした。
「おんな(恩名)の駅」では、楽しくて少しのんびりし過ぎてしましました。
次なる目的地は、「許田の道の駅」です。
すっかりお腹一杯になった私達は、さっきにも増して強力な眠気に襲われることになってしまいました。
母のおしゃべりも少しトーンダウン。
その代わり、カーナビがしゃべるしゃべる...。
使ったことがないので、その口調にもなんだか抵抗感。
だって、高速道路へ高速道路へと導こうとするんだもん。
「もー乗らないの~!」とナビに反抗しながら、ひたすらR58を走り続けました。
そんな中、さんぴん茶やフルーツの摂り過ぎで、トイレへも行きたくなって来た私たち。
さすがにこの時は、眠気も負けていました。
そして「もう限界!」というころに、ようやく「許田の道の駅」に到着。
でも、ここは「おんなの駅」とは違い、駐車場も施設もかなり小さく、先を急いでいたこともあり、トイレ休憩だけとなりました。
トイレの帰りに横目で見たら...揚げたてのてんぷらコーナーや・ムーチーなどの餅菓子屋がある!
後ろ髪を引かれましたが、振り切るように車のエンジンをかけました。
さて、ここからも睡魔とカーナビとの戦いです。
おまけに三人三様の我儘を言い始め、車中はちょっと険悪ムード。
ようするに疲れが溜まって来ていたのです。
それでも、「ちゅら海水族館」行きを決行しました。
はい、ようやく到着。
ところが、ここは駐車場から水族館までがとても遠いのです。(八重ちゃんにとってはかなりキツイ)
入館したときには、肩で息をしていた八重ちゃんでした。
~右下の建物が水族館です。
回りもとても綺麗に整備されていました。
が...駐車場はこの写真を撮ったところからまだ大分上です。
エスカレータもあったのに、何故か止められていました。
車椅子やお年寄りは、どうすればいいの?
そして、この時の時刻が5時半頃。
また那覇まで戻ると思ったら、ぞ~っとしました。
なにはともあれ、とりあえず水槽の魚達を見学。
でもね...、マナティー館やイルカ館には時間の関係で行けなかったとは言え、期待が大きすぎたのか「ふ~ん」という感じだったのです。
急ぎ足で見ちゃったからですね。
~とても大きなジンベイザメやマンタがいる、日本一大きいという水槽もあったのですが、私はこの魚に惹かれてしまいました。
向って右側の貝か石の形が、この子がピースをしているように見えるでしょ?
さあ、ここからはカーナビには独り言を言い続けてもらい、また寝てしまった娘と一生懸命起きていてくれる八重ちゃんを乗せて、那覇への道を今度は太平洋を見ながら帰って行きました。
走行距離200KM。
「れ」「わ」のナンバーはバカにされるということも学び、とうとう最後まで抜けなかった眠気と戦いながら、疲労困憊ではありましたが無事にホテルに到着しました。
本当は不測の事態を楽しむ旅が好きだけど、一人旅以外はある程度の計画性が必要だということも、この日に学習した私でした。
まあ、次のチャンスに活かします。
それでは、明日は最終日でーす♪