■登別 大正地獄へ行ってみました。
5月3日の昼過ぎに、母に呼ばれてテレビを見ると、高さ3~5メートルの真っ黒い湯柱が噴出している映像が映されていました。 「え!?噴火?」
予知報道もなく、またもや有珠山が噴火したのかと思いきや、実はそれは登別温泉町の沼「大正地獄」から噴出した熱湯でした。
その後、熱湯の噴出は20日頃から治まり出したと聞きました。
一目見てみたいと、のこのこ出掛けて行ったのですが、札幌管区気象台で「このまま沈静化するかどうかは予測がつかない」と話している通り、大正地獄の手前で”立ち入り禁止”の柵がしてあり、残念ながら”地獄”を覗くことはできませんでした。
日曜日は雨がそぼ降る中、オロフレ峠越えで登別温泉方面へドライブをしました。
登別温泉界隈は、山の中のあちらこちらに遊歩道があり、色々な角度から雄大な自然を見ることができます。
ただお湯に浸かって帰ってくるだけじゃもったいない!
歩かないと分からない素晴らしい所もあるのです。
標高377メートルの活火山日和山。
そして、その爆裂火口跡に水がたまってできた大湯沼は、硫黄臭が辺り一面立ち上る、周囲1kmの沼です。
沼の底では132℃の硫黄泉が噴出しているのだそうで、沼の表面温度は約50度くらいだと聞きました。
~大湯沼の左下の切れ目からお湯が流れ出し、川となっています。
さて、この大湯沼から溢れ出したお湯が乳白色の川となって、”湯の川”となり”天然の足湯”となっていることをご存知ですか?
実は私も昨年まで知らなかったのですが、初めて見たときは本当に感動感動感動!
だって丁度いい湯加減の温泉が、川となって流れてくるのですもの。
これぞまさしく”かけ流し”
しかも、ご親切に川の脇にも遊歩道があるので、誰でもちょっと歩けばその湯の川に足を浸けることができます。
誰もいなけりゃ「わ~い!」って裸で入りたいくらい。
そして、この川のお湯。
実は大湯沼のものだけではありません。
先日、真っ黒い湯柱を上げた「大正地獄」の湯も途中から混ざりこんでいます。
お湯の成分は分からないけれど、なんたって無料で”かけ流しの天然足湯”に浸かれるのだから、すごいでしょ?
近くにいるのに、ご存じない方も多いはず。
とにかく一見の価値有り!
是非ともタオル一枚持って歩いてみてくださいね。
帰りがけに、登別マリンパークニクスの裏手の海岸淵にある無料の秘湯へ行ってみましたが、先客がたくさん居たので已む無く諦めました。
そして夕方。
今度は場所を地元に移して、旭湯さんで一っ風呂。
ここは、これで二度目です。
旭湯さんは温泉ではありませんが、レトロさが売りの銭湯です。
もっとも旭湯さんはレトロを売りにしているわけではなく、昔から淡々と町のお風呂屋さんをしているだけなのでしょうけれど…。
下駄箱は、番号札の鍵を差し込むタイプの昔ながらの”あれ”。
脱衣かごは、籐を花形に編んだ昔ながらの”あれ”。
ドライヤーは、昔のパーマ屋さんにあった釜型の”あれ”が10円で使えます。
湯船は、北海道独特の中央に深くて熱い(私には)湯船があり、奥には”熱気浴室(サウナ)”があります。
けれども、”熱気浴室”は現在使えないのだそうです。
原油高騰で休止しているのかも。
市内の大きなお湯施設よりも、比較的空いているのでのんびり入れますよ。
390円です。
温泉好きの私は、毎週末どこかしらのお風呂へ入りに行きます。
さて、今週末はどこにしようかな♪