伊達市地域生活情報マガジン『むしゃなび』へ ブログ★むしゃなび トップへ [今日:1] [昨日:0] [841] rss feed
[2007.05.30]
■27年前の暑い夏の日に...。
今日は5月30日。 
 
ついさっき知ったのですが、1909年の今日、ジャズ・クラリネット奏者で”King Of Swing”と呼ばれる”ベニー・グッドマン”は生まれたのだそうです。 
 
 
 
 
彼は、ロシア系ユダヤ移民の貧しい家庭に育ったそうですが、機会あってクラリネットを10歳の頃より学び、後には、1938年にカーネギー・ホールで最初のジャズコンサートを行うまでに至ったのだそうです。 
 
代表作「Sing, Sing, Sing」は、聴けば誰もが知っている曲です。 


今日がその彼の誕生日と知って、27年前の暑い夏の日を思い出しました。 
ベニー・グッドマンの最後の来日公演となった、1980年のオーレックスジャズフェスティバルへ、父と二人で行ったのです。 
 
それは、横浜スタジアムの野外特設会場で開催されました。 
この日はかんかん照りの真夏日で、息をしただけでも汗が吹き出すほど。 
入り口で、折りたたみ式のストローハットを買い、空気で膨らますタイプの座布団をもらい、球場へと入って行きました。 
 
アリーナ席だったのかなあ...? 
それとも全席芝の上で自由席だったのかなあ...? 
パイプ椅子がたくさん並んでいたことと、もらった座布団に座ったことは覚えています。 
 
このフェスティバルには、ベニー・グッドマンの他にもたくさんのアーティストが来日参加していたのですが、残念ながら他の方たちは覚えていないのです。 
あの頃は、特にジャズに興味があったわけではなく、父と一緒にライブやジャズ喫茶へ行くことが楽しかっただけでした。 
 
確か4時間位の演奏が続き、なんだか良く分からない私は、”頑張って”場の雰囲気に溶け込もうとしていました。 
父はといえば、あの猛暑の中でほとんど立ちっぱなしだったにもかかわらず、アーティスト達に合いの手の拍手を入れたり、称賛の声を掛けたり、ホントに心からノリノリでした。 
正直に言えば、そんな父がとても格好良く見え、一緒について行ってたのかもしれません。 
 
私は、分からないながらも、ただ一人ベニー・グッドマンだけは覚えていました。 
もう71歳になっていたグッドマンでしたが、フュージョン系のアーティストが多かった中、彼のクラリネットの演奏は心に沁み、生涯忘れられないものになりました。 
 
 
この横浜スタジアムでの、オーレックスジャズフェスティバルの6年後の6月13日、ベニー・グッドマンは永眠しました。 
誘ってくれた父に感謝。 
暑い夏の日の想い出でした。 
 
 
<付録写真>  
~先日登別へ行ったとき(5月27日)のオロフレ峠です。 
まだこんなに雪がある! 
寒かったあ...。 
▼トラックバック(0)
このエントリへのトラックバックURL:
現在トラックバックの受信を停止中です
▼コメント(0)

▼コメントを書く...
*必須入力です
 「コメント」欄は日本語で記入してください。
 英字数字のみだと、コメントと見なさず投稿できません。
*お名前:
メール:
URL:
*コメント:
プロフィール
Rietty
Rietty
☆ブログの解説 
日々の暮らしの中で、出会った「いとをかし」な人・動物・物・風景などを綴ります。 
「いと」 
1)非常に。大変。事態が並々でないさま。本当に。  
「をかし(おかし・い)」 
笑いたくなるような面白さがある。滑稽である。普通でなく奇異な感じがする。異常だ。変だ。興味深い。おもしろい。風情がある。情趣がある。優れている。立派だ。ほほえましい魅力的なさま、心をひきつける趣深いさまを表す意。 
(大辞林より抜粋) 
さて今日は、どんな「いとをかし」に出会えるかしら...。 
ブログ検索