■おかえり 八重ちゃん♪
昨日の朝、9時10分着の北斗星で八重ちゃんが帰って来ました。 旅行日数8日間でした。
何カ月も前から、時刻表と旅行雑誌とテレビの寄せ集め情報を頼りに、全行程を自分一人で計画しました。
20日 北斗星で出発
21日 東京から新幹線で名古屋まで。近鉄特急に乗り換えて伊勢まで。伊勢泊。
22日 伊勢から近鉄で鵜方まで。鵜方からバスで迫子まで。(真珠養殖で有名な英虞湾の突端です)
23日・24日 叔母の家にお世話になりながらお墓参りと観光
25日 21日・22日の逆行程で新横浜まで。ここで孫(娘の方)夫婦と待ち合わせ。一緒に父のお墓参りへ。夜、もうひと組の孫夫婦(息子の方)と合流して夕食会。上野のホテルへ。
26日・27日 上野をベースに浅草・御徒町の駄菓子問屋巡り。そしてはとバス観光。
28日 北斗星乗車。
改めて書いてみて、娘の私もビックリです。
なんという超過密スケジュール!
しかもほとんどの行程が一人です。
この旅程のうち、21日は大ハプニングでした。
なにしろ初めから台風15号をお迎えに行くような旅行です。
22日は、まだ暗い早朝に起こされて東北新幹線に乗り換える羽目になりました。
なので、だいぶ遅れて東京に到着。
その頃、台風は午後にも名古屋上陸との情報。
当然ながら、近鉄も運休する可能性が高いという。
なのに!
八重ちゃんたら根拠のない「大丈夫よ」を繰り返し、東海道新幹線に乗る気満々で「15分後に走る新幹線のホームにいるの」などと呑気なことを言っている。
これは大変!!
「大きな荷物も持っているのに、途中で立ち往生したらどうするの?」
と言っても、「何とかなるわよ」との返事。
「とにかく止めて!」
寸でのところで東京に止まらせることができました。
結局その日は東京に泊まり、次の日に三重の叔母のところへ向かったのでした。
後は予定通りの日程。
「何とかなる」
「なるようになる」
「その時はその時」
思えばこの台詞は子供の頃から聞かされて来たような気がします。
「何がなんでもこうでなければいけない」
「何があってもこうするべき」
そういう観念はない人なのです。
幼い頃に父親を亡くし、弟や妹の面倒を見ながら病弱の母親を支えていた少女時代。
それによる貧困にも戦争にも耐え抜いて生きて来たからこその強さなのかもしれません。
「東北新幹線に初めて乗ったの!」と言って、楽しそうに笑う八重ちゃんを見ていると、ホントこの人には敵わないな・・・と思ってしまいます。
不測の事態をも楽しむ大らかさ。
アクシデントに見舞われても乗り越えて行く力強さ。
私が母と同じ歳になったとき、果してそうなれているかどうか・・・?
昨日の朝、駅まで迎えに行ってくれた影むしゃに、早速おしゃべりを始めるほど元気に帰って来た八重ちゃん。
「やれやれまったくもう・・・」と胸をなでおろしたのでした。
ところで、一昨日の私のバースデーに寄せてたくさんのお客様や友達からメッセージ&プレゼントをいただきました。
本当にどうもありがとうございました。
また1年、母を追いかけながら歳を重ねたいと思います。
hideさんありがとう!
miちゃんありがとう!
haruさんありがとう!
メールもたくさんありがとう!
そうそう。
忘れちゃいけない!
8日間、駄菓子屋の番台に座ってくれた影むしゃ。
お疲れ様でした。
ありがとう。
今日からまた八重ちゃんは番台にいます。