■春から秋の登山日記第四弾~チセヌプリその2
さてチセヌプリ登山日記、昨日の続きです。 今日は、山で出会った可愛い花々をご紹介しますね。
先日一緒に伊達紋別岳を登ったMちゃんは、同じ日にオロフレ山へ登りに行きました。
オロフレ山は花の山として、本州の登山者にも人気があります。
山の楽しみ方は人それぞれですが、私はやっぱり、山でしか見られないお花に会えるというのが最大の楽しみです。
今日はどんな出会いがあるかしら?
登りながらも、ついつい下や道端ばかり見てしまいます。
実は一週間前に、ここを登ったテレマークの師匠のEさんが、咲いていたお花を写メールしてくださったのですが、写真で見ても全様のイメージがつかめず、ネットの図鑑で調べてもその名前も分からずにいました。
まだ咲いているかしら?
是非この目で見てみたい!と思いながら歩いていると...ありました!
登山口に程近い所です。
もう少し上のほうには、ちょっとした群落を作って咲いていました。
来週なら会えなかったかもしれない。
そんなぎりぎりセーフの咲き方でした。
~図鑑でやっと見付けた名前、それは日本海植生植物のひとつ、フギレオオバキスミレでした。
初めて見ました。
黄緑色の大きな葉の真ん中に、鮮やかなレモンイエローの花が付きます。
初夏に相応しい爽やかなお花でした。
名前も分かり、すっきりと嬉しい気分になりました。
~ショウジョウバカマです。
雪渓の近くの日陰に咲いていました。
地味な花ですが、サボテンの花にも似たその姿は、他の花とは異質な空気を放つ、独特な存在感を持っています。
あまりにもひっそりと咲いているので、危うく見過ごすところでした。
~オオカメノキです。
比較的どの山でも見られるポピュラーな花です。
ガマズミ属ですが、付ける実は赤ではなくて黒です。
少し、ガクアジサイにも似ています。
~ヒメイチゲです。
這松が姿を現した辺りから咲いていました。
小さくて細いフォルムですが、こんな過酷な条件の中で咲くのですから、きっと芯の強い花なのでしょう。
~左奥の白い花は、ゴゼンタチバナです。
5cm足らずの丈の割にはしっかりした葉と花です。
ヒメイチゲと対照的。
下に写っているのはイワハゼです。
9合目辺りから、道の両脇にたくさんありますが、咲いていたのは数輪でした。
きっと、今週末には満開になることでしょう。
お花の種類は多くはありませんでしたが、フギレオオバキスミレと初めて出会い、今回の登山は大満足V(^^)V
帰りにニセコ駅前の”綺羅乃湯”で汗を流して帰ってきました。
さて、お次はどこに登ろうかな♪